18/02/19
一人暮らしを始めるまでにかかる費用はいくら?
進学や就職をきっかけに、一人暮らしを始める人が増える季節です。新生活のスタートには、心構えだけではなくお金も必要。一人暮らしを始めるまでにかかる費用は、引っ越し先によっても違いがあります。
どのくらいかかるものなのか、しっかり調べて早めの準備を始めましょう。
主な費用は3つ、できるだけ節約しよう
一人暮らしを始めるまでにかかる費用は次の3つです。
① 入居費用
② 引っ越し費用
③ インテリア、家電など身の回り品
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①入居費用:家賃の4.5~12.5か月分
一人暮らしの部屋を探すには、不動産比較サイトなどを利用して、地域や家賃、設備、環境などを調べるやり方が多いでしょう。その際、家賃がクローズアップされますが、入居のためには家賃の数倍の費用がかかります。しかも都会と地方では慣例が違い、地方ではいらない費用が都会では必要なことも。
最近では敷金・礼金が1ヶ月分や無いところも増え、初期費用は以前よりリーズナブルになっています。それでも、家賃の4倍以上はかかると心づもりをしておきましょう。家賃7万円なら、30万円程度は必要になります。
②引っ越し費用:1万円~5万円
トラックを借りてくれば、レンタカー費用のみの1万円程度で済むかもしれません。しかし、大きな家具があれば業者に依頼したほうが安心です。引っ越し業者は、荷物や家具の搬入の際に部屋を傷つけないノウハウがあるので、費用をかけるだけのメリットはあるでしょう。
ただし、最近はガソリン代や運送業の人件費が高騰し、それにともない引っ越し業者の料金も値上がり傾向。荷物が少ないシングルの場合、引っ越し料金は5万円前後ですが、今年はさらに値上がりしそうです。
ここは思い切り荷物を少なくし、宅配便で数箱だけ送るという方法も考えられます。インテリアや家電は引っ越し先で購入し、販売店からの配達にすれば、安く抑えることができるでしょう。
③インテリア、家電など身の回り品:
一人暮らしは、まずは最小限の物から始めたいですね。実際に生活をしながら、徐々にそろえていくと無駄がありません。
●インテリア=3万円
・照明:1万円
・カーテン:1万円
・寝具(ベッド、ふとん):1万円
テーブルといすは、後からでも間に合います。部屋に合わせて選びましょう。
●家電=13万円
エアコンは最初から部屋に付いていることが増えたので、ここでは買わないものとして考えます。
・冷蔵庫:3万円
・洗濯機:3万円
・掃除機:1万円
・電子レンジ:1万円
・炊飯器:2万円
・テレビ:3万円
電子レンジ、炊飯器、テレビはマストではない人もいるかもしれませんね。アイロンも、着るものやライフスタイルに合わせて決めましょう。
●日用品=2万円
キッチン用品、トイレタリー、洗面用品、洗濯用品など、今までは家にあるのが当たり前だったものですが、全て買うとなると意外と費用がかかります。
家賃7万円なら、初期費用は48万円以上
入居初期費用の安いところを探す、引っ越し業者は頼まず宅配便で済ませる、家具はリユース品にするなど、節約をすればもっと安くできるかもしれません。
一人暮らしを始めるのは、自分のライフスタイルを見直すきっかけにもなります。自分に合った、素敵な暮らしを実現させましょう。
執筆者
タケイ 啓子
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー。
記事提供:moneliy
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moneliy マネリー
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