23/08/22
「年金の繰り下げ」と「加給年金をもらう」、得なのはどっち?【Money&YouTV】

「年金の繰り下げ」と「加給年金をもらう」、得なのはどっち?
国民年金・厚生年金の受取開始は原則65歳ですが、60〜64歳で受取開始の「繰り上げ受給」、66〜75歳で受取開始の「繰り下げ受給」をすることが可能です。
65歳から1ヶ月早めると年金額が0.4%減額(最大24%)、65歳から1ヶ月遅らせると年金額が0.7%増額(最大84%)となり、一度決めると受給率は生涯続きます。
年の差夫婦の場合、次の2つの条件を満たすと、年金の「家族手当」とも呼ばれる「加給年金」がもらえます。
(1) 厚生年金に20年以上加入している
(2) 65歳になった時に、扶養している65歳未満の配偶者や18歳未満(障害等級1級・2級の場合は20歳未満)の子がいる
●加給年金額

加給年金は、夫が年上でも妻が年上でも、条件を満たしていれば加給年金をもらうことができます。
例えば、5歳差の夫婦で、条件を満たせば、扶養されている人が65歳になるまでの5年間で約200万円の加給年金がもらえます。
ただし、「厚生年金の繰り下げ受給」と「加給年金の受給」の併用はできません。
つまり、どちらを選ぶのが得なのか、各自で考えて選択しなければならないのです。
動画でどういう場合に、どちらを選択するのが正解なのか、図解で解説しています。
出演:頼藤太希(よりふじ・たいき)、高山一恵(たかやま・かずえ)
制作:株式会社Money&You(編集:田松幸之介)
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Money&You マネーアンドユー
株式会社Money&Youは、「お金と向き合う。」を サポートし日本を元気にする!を理念に、書籍、各種メディア、講演、相談など様々なチャネルを通して、個人がお金の知性を高めるサポートに注力している会社。女性向けお金の総合相談サイト「FP Cafe」、女性向けマネーメディア「Mocha」、動画コンテンツ「Money&YouTV」、Podcast番組「マネラジ。」などを運営。金融に特化したコンテンツの企画・制作、講演・研修事業を行っている。

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