23/10/02
SBI証券のつみたてNISAで買う商品はどれ?お金のプロおすすめの投資信託ランキングベスト5
※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
投資の利益にかかる約20%の税金がゼロになるつみたてNISA(積立NISA)。SBI証券のつみたてNISAなら、たくさんの商品のなかから好みの1本を探せますし、積立の頻度が3パターンから選べます。また、SBI証券ではクレカ積立もでき、Tポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルといったポイント・マイルまで貯められるのでおすすめです。
しかし、実際に始めようとすると「どの投資信託を選べばいいかわからない」「どうやって組み合わせればいいかわからない」などと悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
今回は、投資信託選びの著書もあるマネーコンサルタント・頼藤太希さんが、SBI証券のつみたてNISAでおすすめの商品をランキング形式で5本紹介!また、SBI証券のつみたてNISAで選べる商品で年6%の運用を目指すポートフォリオも教えてもらいました。SBI証券でつみたてNISAを始める方は、ぜひ参考にしてください。
●教えてくれたのは…
頼藤太希さん
(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営すると同時に、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書累計120万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
SBI証券のつみたてNISA 5つの特徴
SBI証券のつみたてNISAには、大きく次の5つの特徴があります。
●SBI証券のつみたてNISAの特徴1:100円から積立投資ができる
多くの金融機関では、つみたてNISAの最低投資金額は1000円からとなっていますが、SBI証券のつみたてNISAは最低100円からスタートできます。
「いきなり多額のお金を出すのはちょっと…という方でも、100円なら試してみようと思えるはずです。ただ、100円ではさすがにあまり増えませんので、慣れてきたら金額を増やしていくのがおすすめです」(頼藤太希さん)
●SBI証券のつみたてNISAの特徴2:「毎週」「毎日」積立ができる
SBI証券のつみたてNISAでは、積立の頻度を「毎月」だけでなく「毎週」「毎日」にすることもできます。
「購入する頻度が多くなると、購入のタイミングが分散されることになります。つまり、投資信託が安いときにはたくさん買い、高いときには少ししか買わなくなるため、平均購入価格を下げることができるのです(ドルコスト平均法)。毎月よりも、毎週・毎日のほうがタイミングを分散できるので、利益が出しやすくなる期待ができます」(頼藤太希さん)
●SBI証券のつみたてNISAの特徴3:「クレカ積立」でVポイントが貯まる
SBI証券では、三井住友カードを利用したクレカ積立が可能です。クレカ積立をすると、三井住友カードのVポイントが0.5%(基本還元率)貯まります。Vポイントは、1ポイント=1円で買い物の際に使えるポイントです。
「クレカ積立ならば、つみたてNISAの投資信託購入時に入金を忘れたために買えなかった、といった事態をなくすことができます。SBI証券ならばそれに加えてVポイントまでもらえるのですから、お得ですね」(頼藤太希さん)
●SBI証券のつみたてNISAの特徴4:「投信マイレージサービス」がうれしい
SBI証券のつみたてNISAでは、「投信マイレージサービス」が利用できます。投信マイレージサービスは、SBI証券での投資信託の月間平均保有金額に応じてTポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルのいずれかを貯めることができるサービス。自分でどれを貯めるか選ぶことができます。
投資信託の月間平均保有金額が1000万円未満の場合年0.1%、1000万円以上の場合年0.2%のTポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルがもらえます(一部指定銘柄で例外あり)。
「たとえば、SBI証券で100万円分の投資信託を1年間保有していれば、1000ポイントのTポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルがもらえる計算です。積立が進めば進むほど、保有する投資信託が増え、Tポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルもたくさんもらえるようになる、うれしいサービスといえます」(頼藤太希さん)
※VポイントとTポイントは2024年春に統合。青と黄色の「Vポイント」となる予定です。
●SBI証券のつみたてNISAの特徴5:40万円ぴったり投資できる
つみたてNISAの投資金額は年40万円ですから、1か月あたりに直すと3万3333円と中途半端な金額となってしまいます。そのため、年間の投資額に端数が生じ、非課税投資枠を全部使い切ることが難しくなるのです。
しかし、SBI証券では「ボーナス月設定」と「NISA枠ぎりぎり注文設定」を利用することで、つみたてNISAの投資可能枠ギリギリまで積み立てることができます。
「たとえ年数十円、数百円であっても、非課税投資枠である以上、ぴったり使い切りたいですよね。SBI証券でつみたてNISAをすれば、年40万円ずつぴったり使い切れますので、投資の効率もよくなるのでおすすめ。なにより気持ちがいいでしょう」(頼藤太希さん)
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SBI証券のラインナップは208本(信託報酬[税込]:0.05775%〜1.65%)
つみたてNISAで投資できる投資信託は、金融庁の基準を満たしたおよそ250本の投資信託のみです。
そのうち、SBI証券のつみたてNISAでは、計208本もの投資信託を扱っています。また、保有中にかかる報酬のレンジ(税込)は0.05775%〜1.65%となっています。
「SBI証券では、つみたてNISAの対象商品のほとんどを選ぶことができます。投資できる商品が多いということは、最善の1本を見つけやすいことにつながります」(頼藤太希さん)
つみたてNISAの投資信託選び6つの基準
つみたてNISAで投資信託を選ぶ場合の基準について、頼藤太希さんに教えてもらいました。要点は、以下のとおりです。
●つみたてNISAの商品選びの基準1:純資産総額は多いほどいい
・純資産総額は、投資信託が組み入れている株式や債券などの資産の合計金額(時価総額)
・投資をする人(ファンドマネージャー)の考える運用を実現するには、純資産総額はある程度大きくなければならない
・純資産総額があまりにも低いままだと、途中で運用を中止する「繰上償還」が行われてしまう可能性も
・純資産総額が大きくなると、手数料を引き下げてくれる投資信託もある
・アクティブ型の場合は、純資産総額は200億円〜500億円が適正サイズ
●つみたてNISAの商品選びの基準2:運用成績は右肩上がりだといい
・投資信託の値段を表す基準価額が純資産総額とともに右肩上がりになっている投資信託をチェック
・運用成績が伸びれば利益も増え、資産の流入が多くなって投資信託の規模が大きくなれば投資信託はさらに運用をしやすくなって利益を出しやすくなる
・運用成績は最低でも3年、できれば5年、10年と中長期で堅調な成績を出している投資信託を選ぶ
●つみたてNISAの商品選びの基準3:信託報酬は低いほどいい
・信託報酬は持っている間ずっとかかる手数料
・投資期間が長いと少しの差でも大きな差になるので、低いほどいい
●つみたてNISAの商品選びの基準4:投資先の資産は多いほどいい
・投資先はなるべく多いもの、市場全体をカバーできるものを選ぶ
・たとえば米国株価指数の「NYダウ」は30銘柄だが、「S&P500」は500銘柄を元にしている。
・米国株式市場カバー率はNYダウが約25%、S&P500は約80%。市場全体に投資するもののほうが市場の姿を反映するので、分散効果はより高まる。
●つみたてNISAの商品選びの基準5:シャープレシオは値が高いほうがいい
・シャープレシオは「リスクに見合った利益が得られているか」を表す指標で値が大きいほど良い
・同ジャンル・同カテゴリの投資信託を比較する際に有効
●つみたてNISAの商品選びの基準6:トラッキングエラーは値が小さいほどいい
・トラッキングエラーは、ベンチマークと投資信託の値動きの差を数値で表したもの。数字が小さいほど、ベンチマークと連動していることを表す
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SBI証券のつみたてNISAおすすめ商品ランキングベスト5
頼藤太希さんに、SBI証券で購入可能なつみたてNISAの商品の中から、おすすめの商品をランキング形式で5本挙げてもらいました。なお、金額や手数料率は2023年10月2日時点のものです。
●5位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
純資産総額:359.08億円
基準価額:15,897円
信託報酬(税込):年0.154%
3年トータルリターン(年率):9.41%
5年トータルリターン(年率):6.32%
国内の債券と株式、海外の債券と株式に25%ずつ均等に投資するバランス型投資信託です。1本買うだけで、債券50%・株式50%の運用をすることができます。海外の債券と株式はいずれも先進国のもので、新興国は含んでいません。ですから、比較的リスクを抑えた運用をしたいという方に向いています。
手数料も低水準で、信託報酬は「eMAXIS Slim」シリーズと競うように値下げしています。<購入・換金手数料なし>の名のとおり、売るときも手数料がかかりません(なお、つみたてNISAの場合、購入時はどの投資信託も手数料がかかりません)。
●4位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
純資産総額:2198.78億円
基準価額:14,686円
信託報酬(税込):年0.143%
3年トータルリターン(年率):9.98%
5年トータルリターン(年率):6.31%
国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産(リート)に12.5%ずつ均等に投資するバランス型の投資信託です。リートは、株式よりはリスクが控えめといわれますが、大きな値動きを見せることもあります。また、新興国の株式や債券も組み入れています。その点で、5位のニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)よりもリスクは高めといえるでしょう。バランス型のメリットを生かしつつ、やや積極的に利益を狙うのに向いています。
資産のバランスを調整する「リバランス」と呼ばれる作業も自動的にしてくれます。信託報酬の安さも際立っており、純資産総額も堅調に増加しています。
●3位:SBI・V・全米株式インデックスファンド
純資産総額:1834.96億円
基準価額:13,253円
信託報酬(税込):年0.0938%
1年トータルリターン:19.74%
米国の資産運用会社、バンガード社のETF(上場投資信託)を通じて、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という株価指数に連動する成果を目指すインデックス型の投資信託です。CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国の大中小型株約4000銘柄を元にしていて、株式市場のカバー率は100%。文字どおり、市場全体をカバーできます。なお、為替ヘッジは原則として行いません。
2021年に設定された新しい投資信託ですが、バンガード社の人気も相まって資金が集まっており、純資産総額が堅調に伸びています。信託報酬も0.0938%と、0.1%を切るほどの低水準です。
●2位:SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))
純資産総額:1375.89億円
基準価額:18,685円
信託報酬(税込):年0.1102%
3年トータルリターン(年率):19.63%
5年トータルリターン(年率):11.92%
米国の株式・米国以外の先進国株式・新興国株式に投資するETFに投資することで、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指標との連動を目指す投資信託です。この指標は、日本を含む世界の先進国25カ国・新興国23カ国の大中小型株約9400銘柄の値動きをもとにしており、世界の株式の時価総額の98%をカバーします。ですから、これ1本で中小型株を含む全世界の株に投資するのと同じような効果が得られます。
それでいて信託報酬も年0.1102%と安いため、気軽に世界経済の成長の力を借りることができるでしょう。
●1位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
純資産総額:14717.10億円
基準価額:19,832円
信託報酬(税込):年0.05775%
3年トータルリターン(年率):19.92%
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスという、日本を含む世界の先進国23カ国・新興国24カ国、約3000もの株式で構成された指標との連動を目指します。1本買うだけで、世界の株式市場の85%をカバー可能。年0.05775%というとても安い信託報酬で、世界中の株式に分散投資できます。
eMAXIS Slimシリーズは投資家に人気のあるシリーズです。投資家が選ぶ投資信託のランキング「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」にも毎年複数の商品が上位にランクイン。「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、同ランキング4連覇を達成しています。
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年利6%の目標ポートフォリオはこちら
最後に、SBI証券のつみたてNISAでずばり年利6%を目指す、おすすめのポートフォリオを頼藤さんに聞いてみました。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)と、SBI・全世界株式インデックス・ファンドを半分(50%)ずつ購入するのはいかがでしょうか。全世界の経済成長の力を借り、つみたてNISAの非課税のメリットを活用することで、利益の上積みを狙います」(頼藤太希さん)
2024年からの新しいNISA制度が発表
2022年12月16日に公表された「令和5年度税制改正大綱」に、2024年からNISA制度が大幅に拡充されることが盛り込まれました。
【2024年からの新NISA】
(株)Money&You作成
新NISAの特徴は、次のとおりです。
●現行の一般NISA・つみたてNISAは2023年末で買付終了
現行の一般NISA・つみたてNISAの買付は、2023年末で終了します。ただし、現行の一般NISA・つみたてNISAで保有していた資産は、2024年以降も現行の非課税期間で保有できます。
●制度の恒久化・非課税保有期間の無期限化
運用益の非課税保有期間は一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間でした。新NISAでは、制度が恒久化。非課税保有期間が無期限になるため、より長期間投資ができるようになります。
●年間の投資枠の拡大・生涯投資枠の新設
現行のつみたてNISAは年40万円、一般NISAは年120万円までですが、新NISAでは「つみたて投資枠」で年120万円、「成長投資枠」で年240万円、合計で年間360万円まで投資できるようになります。
また、新たに生涯にわたる非課税限度額(生涯投資枠)が設けられます。生涯投資枠の上限は1800万円(うち成長投資枠は1200万円)です。なお、商品を売却して生涯投資枠に空きが出た場合、その空きを利用して新しく非課税の投資をすることができます。
●投資商品
つみたて投資枠ではつみたてNISA、成長投資枠では一般NISAと同様の商品を購入できます。ただし、安定的な資産形成のため、成長投資枠では「高レバレッジ投資信託」などの商品は投資対象から除外されます。また、回転売買(金融機関が手数料を取るために何度も売買を繰り返させること)の規制が行われます。
新NISAが2024年からだからといって、2024年まで待つ必要はありません。2023年からつみたてNISAをスタートさせ、投資に長く取り組むのがおすすめです。
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まとめ
以上、SBI証券のつみたてNISAの特徴からおすすめ商品、ポートフォリオを紹介してきました。SBI証券では豊富な商品ラインナップから商品を選んで少額で投資をスタートでき、Tポイント・Pontaポイント・dポイントもお得に貯められます。ぜひつみたてNISAをはじめて、資産形成に取り組みましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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