20/12/02
Kyashが年利1%の「残高利息」サービスを開始!ただし、クレカ支払利用は改悪
大手銀行の普通預金にお金を預けても、金利はわずかに年0.001%の時代です。そんな中で、決済サービスを提供する「Kyash」は年利1%の「残高利息」サービスを開始すると発表しました。単純に普通預金の1000倍お金が貯まるのですから、大きいですよね。どんなサービスなのか、チェックしておきましょう。
毎月利息が受け取れる「残高利息」サービス
Kyashは、決済アプリやプリペイドカードを提供する会社です。今回、Kyashが発表した残高利息サービスは、「Kyash」アプリに銀行口座、セブン銀行ATM、コンビニ、ペイジーから入金された残高に対して、年利1%の「Kyashバリュー」を毎月付与するというもの。2020年12月8日(火)よりスタートします。利息は毎日計算され、毎月1日に付与されます。
Kyashバリューは、Kyashの決済で利用できる残高です。出金することはできません。しかし、Kyashに入金しておくだけでKyashバリューが増えていき、支払いに利用できるのですからお得ですね。
なお、残高利息サービスを利用するには「前月1回以上の決済をしていること」が条件ですが、12月はリリースを記念して、本人確認アカウントがあれば誰もが対象となります。
クレカ利用者には改悪も
一方、これまでKyashをクレジットカードなどからチャージして利用してきた方には残念な改悪もあります。
2020年12月11日(金)より、Kyash Cardを用いた決済で得られるポイント還元の上限が変更になります。具体的には、以下のとおりです
●毎月のポイント還元の上限
・Kyash Card(還元率1.0%)
変更前:1,200ポイント
変更後:1,200ポイント (決済のみに利用できる残高での決済は最大500ポイント)
・Kyash Card Lite /Kyash Card Virtual(還元率0.5%)
変更前:600ポイント
変更後:600ポイント(決済のみに利用できる残高での決済は最大250ポイント)
Kyashへの入金方法には、銀行口座やコンビニなどを利用して現金で入金する方法と、クレジットカードなどを利用して入金する方法があります。上にある「決済のみに利用できる残高」とは、後者の「クレジットカードなどを利用」したときの残高です。
つまり、これまではクレジットカードで入金しても、毎月最大1200ポイント(600ポイント)の還元が受けられたのに、今後は500ポイント(250ポイント)しか受けられなくなってしまう、というわけです。とはいえ、現金で入金すれば残高利息サービスが受けられるのですから、今後は併用がよさそうですね。
まとめ
このご時世、1%の利息が受けられる「残高利息」サービスはインパクトが強いといえます。使えるお金を増やすためにも、試してみてはいかがでしょうか。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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