connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

19/12/16

家計・ライフ

ボーナスの使い方、黄金比率を実行すればお金は増える!

誰もが心待ちにしているボーナス。すでに支給された方もこれから支給される方もいるでしょう。使い道をあれこれ思案しているのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
実は、普段からお金が貯まらない人は、ボーナスの使い方にも問題があるものなのです。果たしてあなたは大丈夫でしょうか?

今回は、お金の貯まるボーナスの使い方をご紹介。ボーナスの「黄金比率」を守るだけで、お金はきちんと貯まります!

ボーナスをご褒美につぎ込む人は貯蓄ができていない!

ボーナスは半年に一度の大きな臨時収入。ですから、「自分へのご褒美だ」などといって、普段行けない旅行や普段買えないモノに使いたくなる気持ちはわかります。自分にとって価値があると思うことにお金を使うのは、むしろ良いことです。しかし、だからといってそのほとんどをご褒美に使うのはNG。ボーナスの使い方にはメリハリが必要です。

ボーナスのほとんどをご褒美に使う人は、おそらく、毎月一定額の貯蓄もできていないでしょう。そもそも、普段から貯蓄をするという感覚がないかもしれません。「普段から貯蓄していないのにボーナスだと貯蓄できる」ということは、なかなかないのではと思います。貯蓄がなければ、不意の出費に慌てることになりかねません。

その点普段から貯蓄ができている人は、ボーナスでもしっかりと貯蓄をしつつ、ご褒美にもお金を使います。

ボーナスの黄金比率「4:3:2:1」

「ボーナスをご褒美だけにつぎ込んでいた……」そんな心当たりのある方はもちろん、コツコツと貯蓄している方にもぜひ実践していただきたいのが、今回提案するボーナスの黄金比率です。もらったボーナスをこの黄金比率にのっとって分けるだけで、お金は自然と貯まっていきます。

ボーナスの黄金比率は、ずばり「4:3:2:1」。具体的には、

4…貯蓄(定期預貯金・普通預貯金など)
3…自分へのご褒美
2…自己投資(スキルを磨く、本を読むなど)
1…金融資産への投資(株式や投資信託など)

で分けることです。

たとえば、ボーナスが50万円もらえたとしたら、20万円を貯蓄したうえで、15万円までは自分のご褒美として使うようにしてOK。さらに、10万円は将来のために自己投資を行い、5万円は金融資産へ投資を行う、という具合です。

この黄金比率はあくまでも目安なので、たとえば、普段から「自己投資はしているものの、金融資産への投資はしたことがない」という方ならば、自己投資の割合を減らし、金融資産の割合を増やしてもいいでしょう。ただし、貯蓄に配分する割合は4~5割を確保してください。

こうすることで、ご褒美もちゃんと手に入れながら、貯蓄や投資も進めることができます。お金を使いつつ、貯めていくことができるのです。

用途別に口座を分けて管理しよう

お金が貯まらない人に多いのが、ボーナスが振り込まれる日常口座にお金を置きっぱなしにしていること。このような状態だと、いくら貯蓄ができているか不明確で、いつの間にかお金がなくなっている、ということになりかねません。それに、お金がまとまっていると「今回は例外でお金を使おう」などと甘えが生じて、無駄遣いをしてしまう可能性もあります。

ですから、黄金比率を守るために、あらかじめ貯蓄用口座、自己投資用口座、投資用口座を用意しておきましょう。そして、ボーナスが支給されたら、黄金比率にしたがってお金を分け、それぞれの口座に先に移すようにしましょう(自分へのご褒美のお金は、日常の口座から直接使ってもいいでしょう)。

目的別に口座を分け、先にお金を分けておくと、使っていいお金がわかりやすくなるため、お金を貯めやすくなります。多少手間がかかりますが、貯蓄ができている人の多くはきちんと実践しています。

なお、貯蓄用口座は、会社に財形制度や社内預金制度があるならば、そちらを活用するのも手。給与から天引きして、お金を自動で振り分けてもらえるため、確実にお金が貯まっていきます。引き出すときに会社に申請が必要なのも、無駄遣いを防ぐ意味ではメリットだといえるでしょう。

まとめ

ボーナスすべてをご褒美に使うのは考えものですし、逆にまったく使わないのも味気ないものです。今回紹介した「4:3:2:1」の黄金比率を守ることで、ご褒美もしっかり手に入れながら、貯蓄もできるようになるでしょう。ぜひ試してみてください。

頼藤 太希 マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍90冊、累計150万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

育児休暇中の内職ってしてもいいの?

家計・ライフ京都府 いいね 4
2015/12/04

現在会社を育児休暇中の母です。私が今回質問したいのは、育児休暇中に内職をしてもよいか、ということです。
私は十分な貯金がないまま子供を出産したので、旦那の給料のみではいずれ家計が苦しくなること...

マネー相談の続きを見る

現在、公営住宅に住んでおります。
世帯収入が低いので月々のお家賃は駐車場込みで32000円ほどです。
3LDKで、まぁまぁ綺麗ですし住む事自体には満足ですが、度々入ってくる住宅販売の広告を見...

マネー相談の続きを見る

転勤族は何時まで付いていくべき?

家計・ライフ岡山県 いいね 0
2015/06/15

私は30代主婦なのですが、我が家には4歳、3歳、0歳の3人の子供がいます。
旦那は世に言う転勤族でして、全国何時何処に異動になるか分かりません。

何度か子供を保育園に預け、私自身も働いて...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ