19/05/08
睡眠不足、過労、ダイエットなどで調子が悪い…そんな時に効果がある身体改善策はコレ!
「なんでうまくいかないんだろう」「もしかして、私きらわれているのかも?」。こんな風に落ち込んで、クヨクヨ悩んだことはありませんか?
落ち込むことが多いときには、身体がなんらかの不調を表しているのかもしれません。
今回は、落ち込んでいるとき・気持ちがふさぎ込んでいるときに試してみたい養生方法を紹介します。
落ち込んでしまう原因は睡眠不足・過労など
春は、寒暖差があったり、天気の移り変わりが激しくなったりします。こんなとき漢方では、心と身体の調子を整えるために必要なエネルギーのバランスが乱れやすくなると考えています。落ち込んでクヨクヨしたり、やる気が出なかったりする原因は、エネルギーのバランスが乱れたうえに、睡眠不足や過労、ダイエットなどによって、身体のエネルギーが不足したからではないかと考えるのです。
この症状を改善させるために大切なのはもちろん、睡眠と食事です。 夜遅くまで起きていることが多く睡眠時間が短かったり、毎日遅くまで残業していたり、無理なダイエットを繰り返したりしていると、症状はますます悪化します。忙しい毎日のなかで、十分な睡眠が取れない方がいるのもわかります。しかし、健康が何よりですから、なんとか時間を捻出して睡眠をとるようにしたいものです。
また、元気をつけるために、ステーキやうなぎなど脂っこいものを食べている人も要注意。このタイプの人は、胃腸が弱っている可能性があります。脂っこいものは、できるだけ控えた方がいいでしょう。落ち込んでクヨクヨ悩んでいるときは、食欲不振や消化不良など胃腸障害が起こりやすくなります。
眠れないときは、ハーブやアロマがオススメ
落ち込んで精神的に不安定なときは、ハーブやアロマがオススメです。
イランイラン・ジャスミン・ラベンダーには、精神を鎮める作用があります。これらのアロマを、ルームスプレーに使ってみましょう。作り方は、精製水にアロマを入れるだけ。精製水はドラッグストアで販売しています。寝る前にルームスプレーをお部屋に吹きかけるだけで、気持ちが落ち着くでしょう。お風呂にラベンダーのアロマオイルを2、3滴入れる方法もオススメです。
また、カモミールティは、眠りを改善するお茶として有名です。カモミールティにミルクとはちみつを入れて飲むと、身体が温まり眠りやすくなります。身体の冷えの解消も期待できます。
運動は軽いものから始めて身体をのびのびさせる
エネルギーが不足しているタイプの方はそもそも元気がありません。ですから、気分転換をしようと走ってみたり、遠くまで歩いてみたりすると逆に消耗が激しくなり、さらに落ち込んでしまう原因になりかねません。
できれば、10分ほどのウォーキングから始めてみましょう。それでもまだ歩けそうなら、少しずつ距離を伸ばしていきます。また、ヨガやストレッチなど、ゆっくりとした運動は身体をのびのびとさせることができるため、身体中にエネルギーを満たしてくれるでしょう。
ちょっとしたことがきっかけで、落ち込んでクヨクヨしてしまうことがあります。それは、あなたの行動に原因があるのではなく、身体が疲れているだけなのかもしれません。眠れないときは、まずベッドに横になるだけでも体力を回復させることができます。気持ちがふさぎ込んでしまったときは、身体を休めることから始めてみましょう。
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多田 有紀 漢方・薬膳ライター
医療機関・調剤薬局に医療事務として勤務中に、体調を崩したことがきっかけで漢方の魅力に引き込まれる。その後、漢方スクールに通い、日本漢方養生学協会の漢方スタイリストに合格。現在は、漢方薬局などで漢方専門の知識を活かした記事を執筆中。多くの方に漢方の魅力を伝えるべく活動している。
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