26/07/10
お金が貯まらない人の「リビング」にある貧乏を招くモノ5選

お金が貯まらない家には、共通点があります。その共通点は、リビングにあらわれます。お金が貯まらない家のリビングには、お金が貯まらない原因となるモノがよくあるのです。家計を圧迫する習慣はリビングを見れば明らか。実は日々目にしている身の回りに潜んでいます。今回は、リビングにありがちな場所もお金も無駄にするモノを5つご紹介。筆者が実際に見た事例と改善のヒントをお届けします。
(1)買ったまま使っていないマッサージグッズや運動器具
マッサージグッズ、エアロバイク、ストレッチポールなど健康のためと思って購入したモノが、リビングの一角でオブジェ化していませんか?夜中のテレビショッピング番組でつい買ってしまう人も多いのが健康器具です。値段は千差万別ですが、数千円、ときには数万円するものもありますが、使われていなければ意味がないですね。ホコリをかぶったままで使われていないこれらの機器は、スペースを圧迫するだけでなく、買ったのに使っていないという罪悪感まで付いてきます。
【改善策】
一定期間使っていないなら思い切って手放すのがおすすめ。売却することができれば、収納スペースとお金、両方の無駄を解消できます。これを機に使うというのであれば、使用を習慣づける仕組みを作りましょう。
(2)雑多なインテリア雑貨・飾り棚
ちいかわやクレヨンしんちゃんのグッズが流行っているようです。かわいいから、流行っていたからと増えてしまったインテリア雑貨。一つ一つはそう高くないので増えがちです。しかし、買ったときはよくてもやがて置く場所がなくなっていきます。そうして棚やキャビネットを追加すれば収納 家具にまで出費が広がり、さらにモノが増えていきます。またホコリの温床にもなり、掃除の手間や衛生面にも悪影響を及ぼします。
【改善策】
リビングのテーマを決めて、装飾品は厳選するか個数の上限を決めましょう。お気に入りの一点を主役にして空間の余白を楽しむことで、上質で落ち着いた空間になります。無駄な雑貨を買う機会も自然と減ります。
(3)読んでいない本
本をネットでポチっとネット購入したものの届いたころには読みたい熱も冷めてしまった経験はありませんか?そうしてテーブルや棚に積まれた本はあったら要注意です。セミナーに参加してやる気が出た、旅先で読もうと思ったなど、その動機はさまざまですが、いつか読むだろうと置いておくとどんどん積み重なって増えていく一方です。そうしてうずたかく積みあがったところは、時間が経つにつれ見ないフリをするまさに「つんどく」の一角になってしまいます。
【改善策】
定期的に本の在庫をチェックし、一定期間読まなかったものは古本屋やフリマアプリで売る、捨てるなど処分します。読む時間がないと感じるものは、そもそも買わないことが大切です。古本屋で買うと値段が安いので、元をとって読もう、学ぼうという気持ちは低めになりがちで放置されやすい傾向にあります。安く買っても結局無駄なので、古本屋で買う時は本当に読みたいのか自分で意欲を確認することが大切です。
(4)使われていない大きなソファやテーブル
大きめのソファやホームパーティができるようなテーブルがあるケースもあります。確かに、気の合う友達を呼んだときには役立ちますね。しかし、実際の使用頻度はどれくらいでしょうか?その大きな家具が、貴重な空間を埋め尽くしてしまっている場合もあります。価格も決して安いものではありません。
【改善策】
使用頻度や生活動線を振り返ってみましょう。なくてもよいなら、小さめの 家具に変更するのも選択肢です。リビングに余白が生まれると、暮らしに心のゆとりも生まれます。広くなることで掃除もしやすく時短に繋がります。いっぽう、在宅ワークなど自宅時間が増えているので自分の居心地のいい家具を厳選すると長く使えます。
(5)買い溜めた日用品のストック
トイレットペーパーや洗剤、ティッシュなど、安売りのたびに購入してリビングの隅に積み上げていないでしょうか?過剰な在庫はスペースを圧迫し、散らかってみえ生活感が倍増します。
【改善策】
ストックの在庫の上限を決めましょう。無くなりそうになったら買う、一つ買ったら一つ減らすなどルールを決めるとよいでしょう。また、収納場所をキッチンや洗面所に限定し、そこに入る分しか買わないようにするとリビングがストック置き場になるのを防げますし、買い過ぎによる無駄遣いの防止にもつながります。
使われないモノが家計を圧迫した例
FP相談で実際にあった、40代・共働きご夫婦のケースです。
リビングには、ほこりをかぶったエアロバイク、使われていないホームベーカリー、読まれていない雑誌の山、昭和レトロを感じる雑貨が並んだ戸棚がありました。これらのものは忙しくて使えていないとおっしゃっていました。
マネー相談で家計を見ていくと、衝動買いが多めで使いきれないものが多い傾向にありました。セールや限定となるとなんとなく買ってしまったり、使わないモノを見ないふりをしてしまったりする行動パターンがありました。お金のことについても、正面から向き合うことを避けてしまうため、家計が把握しきれなくなっていたのです。
リビングが散らかる人に共通するお金のクセ
リビングにモノが増えやすい方には、いくつか共通する傾向があります。
(1)ストレス買い…忙しさ・疲れ・イライラを「買うことで解消」しようとする
(2)安いから買う思考…必要かどうかより価格で判断し、無駄が積み重なる
(3)片づけを後回しにする…使わないモノを放置 → 罪悪感 → 見ないふりのループ
(4)いつか使う思考…予定が曖昧なままモノだけが増える。「いつか」はほとんど来ない
(5)在庫を抱えがち…日用品を買いすぎて収納が圧迫され、重複買いしてしまう
これらの傾向がある方は、リビングにものがあふれがちです。
リビングは、家族が集まり、モノが集まり、情報が集まる場所です。ここが散らかっていると、必要なものが見つからず同じものを買ってしまったり、使っていないモノが増え収拾がつかなくなります。さらに、片づけなくてはというストレスから家計の見直しを後回しにしがちです。実際、FP相談の現場でも、リビングの状態がそのまま家計の状態を映し出しているケースがあります。
だからこそ、リビングが整っているかどうかは、家計の状態にも大きく影響します。
リビングの整理ができると心も整い、お金の流れをコントロールできるようになります。
まずは、ご自身のリビングを見回してスッキリさせることから始めていきましょう。
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稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
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