26/07/07
iDeCo積立投資が知らない間に停止!楽天・SBIでやっているなら確認するべき4点

iDeCoは、掛金が所得控除の対象になり、運用益も非課税になるなど、老後資金づくりに役立つ制度です。ですが2026年、楽天証券とSBI証券では一部商品の入れ替えが実施されることによって積立ができなくなる商品があります。今回はその背景と、もし除外対象の商品で積立をしていた場合は何をする必要があるのかをご紹介します。
iDeCoの商品の除外が発生する理由
2018年にiDeCoの制度の一部が改正され、金融機関で提示できるiDeCoの商品の数が35本までと決められました。これはiDeCo加入者が商品選びで迷いすぎないようにするためです。iDeCoでは、投資信託、預貯金、保険商品等など、リスク・リターンの特性が異なる3種類以上の商品を提示することが義務づけられています。
このルールにより、既に35本の商品を提示している証券会社でiDeCoの対象商品を追加したい場合は、今提示している商品のなかから追加する本数分除外する必要がでてきます。結果、楽天証券とSBI証券では商品の除外と追加が発表されたというわけです。
楽天証券・SBI証券のiDeCoの商品除外・追加はどうなっている?
楽天証券とSBI証券のiDeCoの商品除外・追加は現状、以下のようになっています。
●楽天証券
楽天証券では、「お客様の長期的な資産形成に資するファンドに入れ替えることが適切」として2025年9月に入れ替えをアナウンス。対象の顧客に入れ替えの同意を取ったうえで2026年4月1日に商品の除外と追加を行いました。
<楽天証券のiDeCoの除外商品>

楽天証券のウェブサイトより
<楽天証券のiDeCoの追加商品>

楽天証券のウェブサイトより
●SBI証券
SBI証券では、2026年12月に予定されている『iDeCo制度改正」に向けて、「お客さまの長期的な資産形成にふさわしい商品ラインナップへの見直しが必要」として商品の入れ替えを検討しています。
<SBI証券のiDeCoの除外候補商品>

SBI証券のウェブサイトより
<SBI証券のiDeCoの追加候補商品>

SBI証券のウェブサイトより
ただし、本稿執筆時点(2026年6月)でSBI証券の商品除外はまだ決定していません。現時点では、除外候補商品を購入している人に対して同意確認の案内が届いています。除外が決まった場合は、2026年10月16日に商品の除外が行われます。
●除外された(される)商品に積み立てているとどうなる?
iDeCoの商品が除外されたあとも、それまでに積み立てた商品は引き続き保有することができます。しかし、以後はその商品への新規の積立ができなくなってしまいます。
楽天証券では、掛金の配分指定を2026年4月8日 17:30までに行っていない場合「指定運用方法」となり、自動的に楽天証券が指定する「楽天・インデックス・バランス(DC年金)」という商品に積立が行われます。日本を含む全世界の株式と債券で構成された商品で、資産割合は株式15%、債券85%となっています。
SBI証券では、除外されるiDeCoの商品を積み立てている場合、2026年11月11日までに配分割合を変更しないと、積立を続けても運用されず「未指図資産」として現金でブールされます。未指図資産では利息もつかず、運用によってお金が増えることもありません。手続きをして運用先を決めるようにしましょう。
iDeCoの商品除外にあたって確認する4つのこと
iDeCoの商品除外にあたって、次の4つのことを確認しておきましょう。
●(1)除外(候補)商品の確認をする
まずはそれぞれの証券会社にログインをして、掛金配分割合を確認しましょう。
楽天証券では、「確定拠出年金」>「掛金の配分確認」から、SBI証券では「掛金の配分割合」または「移換金等の配分割合」の画面にて「現在の配分割合」が確認できます。
●(2)(SBI証券で運用をしている方の場合)不同意の申請を検討
SBI証券で運用中の商品が除外対象となっていて、引き続き積み立てを行いたい場合は、2026年7月31日までに不同意のお申し出の手続きを行いましょう。6月上旬から中旬にかけて対象の方に「運用商品除外に関する同意確認のご案内」が電子メール、SMS、郵送のいずれかで届きますので、申請を検討しましょう。なお、除外は対象商品に積み立てている人の3分の2以上の同意で実施されます。
●(3)iDeCoの掛金配分の指定を行う
楽天証券で運用をしている方は、すでに商品が入れ替えられています。掛金配分の指定を行っていない場合は、指定運用方法での運用が進んでいますので、新しく追加された商品も含めて運用を選定し、掛金配分の指定を行いましょう。
SBI証券で運用をしている方で、商品の入れ替えが決定した場合は、2026年11月11日までに掛金配分の指定を行えば「未指図資産」にはなりませんので、忘れずに掛金配分の指定を行いましょう。
●(4)除外された積立済みの商品の運用方針を決める
すでに積み立てた商品が自動で売却されることはありません。運用をし続けるか、売却してその他の商品へ買い替えるスイッチングを行うかを決めましょう。
iDeCoの運用状況を確認しておこう
iDeCoの商品の入れ替えによって、積立が知らずのうちに止まってしまう可能性があります。運用している商品が入れ替えの対象になっていないかを確認しましょう。2026年12月分(2027年1月引落分)からiDeCoの毎月の掛金の上限額も増加する予定です。今回の商品の入れ替えを機に、iDeCoの運用先を改めて見直してみるのもよいでしょう
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金子圭都 ファイナンシャルプランナー(CFP︎®︎)
学生の頃、親族の死をきっかけにお金について学び、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。お金の勉強をする女性コミュニティでイベントの企画・運営に3年間携わり、のべ200人以上のお金の悩みに寄り添う。その後独立し、お金の不安を安心に変えるマネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー。
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