16/10/17
可愛いだけじゃない!? 猫たちがもたらす経済効果「ネコノミクス」
日本の女性に癒しを与え続ける存在である猫。街中で猫が歩いているのを見つけたら、思わず近寄りたくなってしまいますよね。特に2010年に起こった猫ブーム以降、日本での猫の人気は上昇し、それに伴う猫が生み出す経済効果のことを「ネコノミクス」と呼ぶようになりました。
関西大学の宮本勝浩名誉教授に研究レポート(2016年2月発表)によると、ネコノミクスが生み出す経済波及効果(2015年)は2兆3162億円にものぼるとのこと。なんとこの額は、年間1兆円前後の経済効果をもたらす東京ディズニーリゾートのおよそ2倍もあるんです。
今回はそんな「ネコノミクス」のもたらす経済効果について考えてみましょう。
飼い猫の数が犬を超える!?
ペットを飼っている方も多いかと思われますが、最近まではペットと言えば「犬」でした。しかし今では、犬を飼っている家庭が減り、猫を飼っている家庭が増えているようです。一般社団法人ペットフード協会の平成27年度「全国犬猫飼育実態調査」によると、2015年までに飼われている犬の数が約991.7万頭、一方猫の数は約987.4万頭という結果になりました。このまま行くと、飼い猫の数が飼い犬の数を越すとも言われています。
この背景には、猫の方が飼育するコストが安かったり、手間がかからなかったりすることによって、猫の方がペットとして飼いやすいことがあげられます。
飼育コストに関しては、生涯の飼育平均費用が犬の場合約118万円、猫の場合約70万円と約50万円近くもの差があります。
また、飼育する手間に関して、犬を飼う場合ワクチン等の予防接種が必須ですが、猫の場合は義務化されていなかったり、猫は犬のように毎日散歩させる必要がなかったりと、手間がかからないことも人気のポイントです。
話題の「猫づくしスポット」でもたらされる経済効果
ここまでは、猫を飼育することの直接的な経済効果についてですが、猫のもたらす経済効果はまだまだあります。
以前、本メディアでも紹介した「猫づくしスポット」や、全国各地にある「猫島」など、たくさんの猫たちとのんびり触れ合えることができるスポットが増え始めているのです。
猫島に関しては、香川県高松市の男木島や、愛媛県大洲市の青島などが有名です。いずれの島も何百匹の猫が暮らしていて、猫好きにはたまらないスポット。こういった島への観光客が間接的な経済効果をもたらしているのです。
また、最近増えているのが「猫カフェ」です。猫カフェは日本で150店舗ほどあり、なんと日本は世界で1番猫カフェの店舗数が多いとのこと。このことからも日本で猫が大人気だということがうかがえます。
皆さんも可愛い猫たちと触れ合いながら、ステキな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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コウジ Mocha編集部員
立教大学経済学部卒業後、大手生命保険会社に入社。読書、資格勉強、セミナーなどを通じて、金融リテラシー向上に取り組み中。
趣味は、バスケットボール、ピアノ、旅行。ファイナンシャルプランナー2級。簿記3級。
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