16/07/08
【素朴な疑問シリーズ】 大人気の都内花火大会 気になるお金のこと調べてみました
ひゅーん、どどーん!パチパチパチ・・・
夜空を綺麗に彩る、夏の風物詩、花火。日本の花火は世界に誇れる文化の一つです。
この綺麗な花火は、無料で見ることができるため、こどもから大人までどの世代にも大人気のイベントとなっています。
そんな花火大会では、一体どのくらいのお金がかかっているのでしょうか。今回、編集部ではこの素朴な疑問について色々調べてみました!
花火玉は意外と安価で作れる?
花火大会では様々な大きさの花火が打ち上げられますが、花火玉を作るのにかかる費用を知っていますか?
毎年、板橋区で行われる「いたばし花火大会」を例に挙げて検証しましょう。こちらの花火大会への来場者数は、52万人。都内の花火大会では最大級の花火玉である「尺五寸玉(15号玉)」が打ち上げられます。この花火玉は地上400メートルまで打ち上げられ、半径200メートルの花火が広がります。その光景は圧巻、火の粉が落ちてくるような迫力があり、これを見に「いたばし花火大会」に訪れる人も多いそう。さてこの「尺五寸玉」ですが、気になる費用は、相場は15万円とのこと。
これより小さなサイズの玉だと、開花した時の半径が75メートルの5号玉で1万5,000円。開花した時の半径が50メートルの3号玉で5,000円。
花火1発で52万人の人達を楽しませることができると考えると、意外と安価に感じられませんか?
実際にはこの価格だけでなく、打ち上げるための設備だったり、人件費がかかったりするので、おおよそ1万発規模の花火大会では約1億円の費用がかかるようです。いたばし花火大会では、1万2,000発打ち上げているので、約1億2,000万円の花火が上がると計算できます。
そんな「いたばし花火大会」は、2016年は、8月6日(土)19時から開催されます。
画像:いたばし花火大会HP
「いたばし花火大会」
日時:2016年8月6日(土)19:00〜20:30
最寄駅:都営三田線 高島平駅/西台駅/蓮根駅
JR埼京線 浮間舟渡駅
URL:http://itabashihanabi.jp/
花火大会の有料席はいくら? どれくらいの収入になっているの?
「せっかくの花火大会、もっと間近で花火の臨場感を味わいたい!」と誰が思うことでしょう。そんな時に有効なのが「有料席」。これに結構なお金がかかっていることがわかりました。
例えば、毎年、東京都調布市で行われる「映画のまち調布“夏”花火2016」では、現在準備している有料席で、1万5,400人を動員することができます。こちらは、毎年約38万人が来場されます。公式サイトの情報から計算した結果、1席の平均額が約3,545円でしたので、単純計算すると約5,500万円の収入になっていることになります。ただし、これらは主に会場費、人件費などに充てられています。
今回ご紹介した調布市の花火大会は、家族・友人・恋人に合わせた様々なタイプの有料席があり、その全てが打ち上げ場所から1番近い場所に設置してあるため、非常に利便性が高い有料席となっております。
そんな「映画のまち調布“夏”花火2016」は、8月21日(日)18時30分から開催されます。
画像:映画のまち調布“夏”花火2016公式サイト
「映画のまち調布“夏”花火2016」
日時:2016年8月21日(日)開会式18:30 打ち上げ18:50〜19:50
最寄駅:京王線 布田駅/調布駅/国領駅/京王多摩川駅
URL:http://hanabi.csa.gr.jp/
花火大会に欠かせない屋台! 屋台の売り上げってどれくらいなの?
花火大会でやっぱり欠かせないのが屋台。様々な種類の屋台があって飽きることがありませんよね。例えば、毎年、墨田区で開催される「隅田川花火大会」では、浅草寺や隅田公園など様々な場所で多くの屋台が出店されます。過去には、ラーメンの具を麺ではさんだ「ラーメンバーガー」の屋台というのもあったとのこと。
株式会社ドゥ・ハウスによる2014年調査によると、花火大会の際の、屋台での平均利用額は1,899.6円。そのうち老若男女問わず最も買われるのが「焼きそば」で、来場者の約4割の人が花火大会で焼きそばを購入するようです。
隅田川花火大会では、約100万人が来場するので、単純計算をすれば、約19億円の計算となります。この数字を見ると経済効果は甚大ですね。
隅田川花火大会には会場が2つありますが、屋台を楽しみたい方は、第1会場(浅草周辺)の方がオススメ。一方、第2会場(蔵前周辺)では、屋台こそは少ないもののコンビニの数が多く、こちらも便利。
そんな「隅田川花火大会」は、7月30日(土)19時から開催されます。
画像:隅田川花火大会 公式ホームページ
「第39回 隅田川花火大会」
日時:2016年7月30日(土)第一会場19:05〜20:30 第二会場19:30〜20:30
最寄駅:第一会場 浅草駅/東武浅草駅/とうきょうスカイツリー駅/曳舟駅
第二会場 浅草駅/蔵前駅/両国駅/浅草橋駅
URL:http://sumidagawa-hanabi.com/
いかがでしたでしょうか。都内の花火大会とそれにまつわるお金の話を紹介しました。
花火大会に出かけることが多い時期になりますが、ゴミはきちんと持ち帰るなどマナーを守って楽しみましょう。
【関連記事もチェック】
・都内のスパ&温泉ランキング!一人でも楽しめるおすすめ施設
・幸せを呼ぶ「波動の法則」 掃除やお片付けについて教えます!
・ゾクゾクする時や喉が痛い時など、風邪にオススメの食材や漢方
・忙しい毎日でお疲れの大人女子必見! 話題の「ベランピング」でおうち時間をリッチにリラックス
・神社で本当に願いを叶える人と、幸せ貯金を使い果たす人、あなたはどっち?
コウジ Mocha編集部員
立教大学経済学部卒業後、大手生命保険会社に入社。読書、資格勉強、セミナーなどを通じて、金融リテラシー向上に取り組み中。
趣味は、バスケットボール、ピアノ、旅行。ファイナンシャルプランナー2級。簿記3級。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう