19/04/04
100年に1度の再開発中「東京・渋谷」。儲かる株銘柄を見つけるたった3つの極意
投資のアイディアは街に出てこそ、ピンとくる。このシリーズでは、投資歴ゼロのOLすみれと2つ先輩の投資歴3年の理子と一緒に、スマホ片手におしゃべりしながら儲かる銘柄を探して街パトします。今回は東京・渋谷です。
その1:渋谷は100年に一度の再開発中
すみれ「スクランブル交差点は、相変わらずもの凄い人ごみですね。ところで理子先輩。なぜ渋谷に?」
理子「渋谷は今100年に一度の再開発中よ。それに伴って多彩なITベンチャーが再び渋谷に集まって来ているの。人が集まるところにチャンスあり! お宝銘柄探して街パトするわよ」
その2:企業の中期事業計画を確認する
出所:東京急行電鉄中期3か年経営計画より
理子「東京急行電鉄<9005>は『職遊住』が揃うエンタテイメントシティSHIBUYAの実現に向けて、IT企業向けのビルを次々に建てているの。2012年開業の渋谷ヒカリエにはDeNA<2432>が入ったし、2018年開業の渋谷ストリームにはグーグルが、2019年開業の渋谷スクランブルスクエアにはサイバーエージェント<4751>やミクシィ<2121>が入る予定ね。また2019年開業の渋谷フクラス(東急不動産)にはGMOインターネットグループが入居予定よ」
すみれ「すごい。渋谷駅周辺はIT企業ばかりになりますね。でもよくご存知ですね、先輩」
理子「私は投資する際に、その企業の中期事業計画を丹念に読むことにしているの」
すみれ「中期事業計画?」
理子「決算シーズンになると、大半の上場企業は中期事業計画を策定し発表するの。3-5年程度を目安に設定する経営方針や財務数値目標などが載っているわ。それでその企業の将来目指すビジョンが分かるのね」
すみれ「ビジョン!」
理子「株式投資は、将来の企業の価値を現在に割り引いた価値(株価)が、今の株価より高いか安いか判断して投資するのが基本だから、中期事業計画は株価を判断する重要な材料になるって訳」
すみれ「なるほど」
理子「ただ企業によっては、強気な事業計画を出してくるところもあるから、過去に実際に達成できているのか? またその後の進捗状況もしっかり確認していくことが大切ね」
その3:今後のシブヤ・ビットバレーに大注目
2人は渋谷ストリーム沿いの渋谷川のテラスでテイクアウトしたロブスターサンドを食べています。
すみれ「ロブスター美味しい! 渋谷ストリームには個性的でグルメな飲食店も沢山入っていますね」
理子「どの店もITの社員や技術者でいっぱいになるわね。互いに交流し、刺激し合うことで新しいサービスが生まれる。当分渋谷から目が離せないわね」
すみれ「本当に! それに先輩。水辺の街って文化的でロマンティックですよね。パリはセーヌ川、ロンドンはテムズ川、シブヤは渋谷川、若者が集い恋が芽生える……(うっとり)」
理子「(呆れて)そっちですか?!」
*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。
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岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴しさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。
TVドラマ「インベスターZ」の脚本協力なども行なっています。
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