18/02/15
あなたの資産を増やすために、やってはいけないこととやるべきこと
最近では、ネットで気軽に始められることもあって、投資する人が少しずつ増えています。
しかし、素人が投資して簡単に儲かるほど甘いものではありません。そこには、見えない落とし穴もあるのです。
今回は、資産を増やすために、やってはいけないこととやるべきことを紹介します。
やってはいけない「投機」 そもそも投資との違いは?
お金を増やすためとは言え、「投機」をするのはおすすめしません。
と、こう伝えても、そもそも投機と投資違いがわからない方もいらっしゃると思いますので、違いを説明しておきます。
投機とは、いわばギャンブルのようなものです。値上がりするのか、値下がりするのかどちらかに短期的に掛けるものです。
一方、投資は、成長に資本を投じるものです。国などの地域、企業の成長へお金を入れることで、成長して利益がたくさん出てきた時には還元されるというもの。よって、時間はそれなりにかける必要があります。
やってはいけない3つの行動
では、投資に失敗しないために、やってはいけない3つの行動をお伝えします。
(1) 投資先について十分な下調べをしないで投資する
当たり前ですが、投資は初心者向けの特別な金融商品があるわけではありません。初めてだからといって、練習用の商品などないのです。
「投資に詳しい友人がこの商品をすすめてくれた」などの理由で買ってしまうのはNGです。それで儲かればいいのですが、もし損失が出てしまった場合、自分で調べたわけではないので、どこが悪かったのか、原因がわからず、次の投資に生かすことができません。
投資をする際は他人の情報を鵜呑みにせずに、必ず自分で十分に調べてから行いましょう。
(2) まとまった金額を一気に投資する
最初からまとまった金額を一気に投資するのは考えものです。これでは外れた場合の損失が大きい上に、買うためのコツが身に着きません。初心者のうちは、買うタイミングを分けてコツコツ始めるのが無難です。
小さな金額で何度も売りと買いを繰り返すことで、うまくいった時のコツがわかってきます。
また、「ドルコスト平均法」という購入方法もおすすめです。ドルコスト平均法とは、値動きのある金融商品を購入する際に、毎月一定の金額ずつ購入する方法のことで、平均購入単価を下げる効果がありますので、少しでも値上がりした際に利益を出しやすくなるというメリットがあります。
(3) 金融商品を買い増しする際の注意点
金融商品を買ったすぐあとに下落した場合、買い増しをしたり、そのまま放置したりすると、さらに下落してより大きな損失を招くことがあります。
これを防ぐには、「損失してもよい限度額」を決めておくなど、撤退するためのルール作りをし、淡々と実行するのが必要です。
または、長期でコツコツと投資をすると始めたのであれば、一喜一憂せず淡々と投資を続けていくのが良いでしょう。複利効果と相まって、資産が堅実に増える可能性が増します。
やるべきこと:少額でコツコツ、株式や投資信託で長期投資
今や、株式も投資信託も、数百円程度と少ない金額で始められます。最初は、投資信託から始めて、ある程度慣れてきたら株式投資にチャレンジするのがいいでしょう。
株式投資や投資信託を始める場合は、売買手数料が安いことが重要ですので、証券会社選びの参考指標にしてください。鮮度の高い個別銘柄情報やマーケット情報をどれだけ多く持っているかも、証券会社を見分ける鍵となります。
証券会社の口座開設自体は無料なので、気になった会社の口座をいくつか開き、取引アプリなどを実際に触ってみて決めるのが良いでしょう。
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つみたてNISA(積立NISA)スタートにぴったりの金融機関をご紹介します。
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清水 照美 フリーライター
ジャンルにこだわらず、何でも執筆するライター。歴史にも興味があり、特に男たちが燃えた幕末史が大好き。あまりスポットが当たらない、大正・昭和初期の混沌とした時代を背景にした長編小説の構想がある。
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