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21/08/15

資産運用・経済

米国株って儲かるの?日本株との違いを徹底解説! 米国株におすすめの証券会社は

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

今大人気の米国株。投資の書籍や雑誌に米国株の名前を目にすることも多くなりました。「FIRE」(経済的自立と早期リタイア)の狙い目の資産としても注目されています。
とはいえ、いくら大人気だからといっても、ただ聞いたことのある銘柄を買うだけなのはNG。最低限、米国株や米国市場がどんなものか、押さえておきましょう。今回は日本株と米国株の違いを紹介しながら、米国株の基本とおすすめ証券会社を紹介します。

日本株と米国株の違いをチェック

日本株と米国株の違いを一覧表にまとめました。以下、日本株と米国株の違いを解説します。

●日本株と米国株の違い一覧表

筆者作成

日本株と米国株の違い1:銘柄を示すコード

日本株には、各銘柄に4ケタの数字が割り振られています。これを証券コードといいます。たとえば、トヨタ自動車なら(7203)、任天堂なら(7904)です。
一方、米国株には証券コードはありませんが、代わりにティッカーシンボル(ティッカー)が付いています。ティッカーは1~5文字のアルファベット。たとえば、Amazonなら「AMZN」、アップルなら「AAPL」といった具合です。覚えていれば、検索するのにも役立ちます。

日本株と米国株の違い2:取引時間

日本株の取引時間は、原則平日の9時から11時半と12時半から15時の計5時間となっています。この間に出した注文は、基本的にはリアルタイムで約定(成立)します。
対する米国株の取引時間は、米国の東部時間の9時30分~16時。日本とは時差がありますので、日本時間の23時半〜6時となります。なお、サマータイム(3月第2日曜〜11月第1日曜)の間は日本時間の22時半〜5時です。この間に出した注文は、基本的にはリアルタイムで約定します。なお、米国市場にはお昼休みはありません。また、時間外にも発注することは可能です。

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日本株と米国株の違い3:取引単位・最低購入金額

日本株は単元株制度といって、原則100株単位で売買します。最近は、スマホ証券などで1株単位の取引も普及してきましたが、原則は100株です。すると、最低購入金額が「株価×100株」となるため、銘柄によっては数十万円、百万円を超えるということもあります。
その点、米国株は1株単位で購入できるため、最低購入金額が数千円、数万円程度で済むことが多いのです。少ない資金でも投資を始められます。

日本株と米国株の違い4:値幅制限・取引制限

日本株の場合、各銘柄の1日の値動きの幅(制限値幅)が前日の終値などを元にして決められています。この幅いっぱいまで価格が上がることを「ストップ高」、下がることを「ストップ安」といいます。ストップ高・ストップ安になると、その日の取引が停止します。
米国株には、ストップ高・ストップ安のルールはありません。その代わり、米国株には市場全体が暴落したときに、取引を一時的に停止するサーキットブレーカー制度があります。なお、サーキットブレーカーは、2020年3月のいわゆるコロナショックの際にはじめて発動されました。

日本株と米国株の違い5:決算のタイミング

日本企業の多くは年度始まりで、4月〜3月の年度で経営しています。したがって、3月末決算の企業が多くあります。他方、米国株の場合は1月〜12月の暦年で経営している会社が多いため、12月決算の企業が多くあります。もちろん、日本でも米国でも、3月末・12月末以外に決算を迎える企業もあります。とはいえ、ひとつの参考までに押さえておきましょう。

日本株と米国株の違い6:配当金の回数

配当金は株を持っていることで受け取れる利益の分け前のようなもの。日本株の場合、配当金を出す回数は年1〜2回となっています。その点、米国株では四半期配当といって、年4回配当を出すところが多いのです。3か月に1度配当金が受け取れれば、投資先をたとえば
・1月・4月・7月・10月に配当金を支払う銘柄
・2月・5月・8月・11月に配当金を支払う銘柄
・3月・6月・9月・12月に配当金を支払う銘柄
という具合に分散させれば、毎月何かしらの配当金が受け取れる状態が簡単に作れます。

日本株と米国株の違い7:株主優待

会社が株主にあげるプレゼントのような株主優待。日本では株主優待目当ての投資家がいるほど人気ですが、米国株では株主優待はありません。米国株に投資する場合は、値上がり益か配当金を狙うことになります。

日本株と米国株の違い8:売買手数料

株を買うときにかかる売買手数料。日本株の場合は、ネット証券の定額方式を利用すると、中には1日100万円までの約定であれば無料のところもあります。それに対して、米国株をネット証券で取引する場合は、買うとき・売るときのそれぞれで為替手数料と取引手数料がかかります。

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日本株と米国株の違い9:税金

日本に住んでいる場合、日本株・米国株問わず、株式投資で得られた売却益・配当金にそれぞれ20.315%の税金がかかります。これに対し、米国に住んでいる場合、米国株の売却益にかかる税金はゼロです。しかし、配当金には10%の税金がかかります。
日本に住んでいるならば、売却益の扱いは日本株も米国株も同じです。しかし、配当金は「二重課税」に。配当金はまず米国で10%課税され、次に日本国内で20.315%課税されてしまいます。合わせて約30%の税金がかかってしまうのです。
これを防ぐには、確定申告で「外国税額控除」を行うこと。外国で支払った税額が所得税・住民税から還付されるため、二重課税状態をなくすことができます。

なお、一般NISAで米国株を売買した場合、利益にかかる20.315%の税金はゼロにできますが、外国税額控除は利用できないため、米国の税金10%は支払う必要があります。

日本株と米国株の違い10:市場の成長率

最後に、日本株と米国株の違いでもっとも大きなものを紹介します。それは、市場の成長率です。米国市場はこの数十年間、右肩上がりで成長を遂げています。
米国の株価指数(S&P500)と日本の株価指数(TOPIX)を比べると、その差は一目瞭然です。

●S&P500とTOPIXの比較(2001年8月〜2021年7月、月次)

筆者作成

リーマンショックのあった2008年こそ多少下落していますが、その後の値上がりの差は鮮明ですね。S&P500、つまり米国株のほうがTOPIXよりもパフォーマンスがいいのです。

お金を増やすには、お金をより増えるところに置くことが大切。そう考えると、米国株は有望な投資先だ、というわけです。

米国株投資におすすめの証券会社はこの4社

最後に、米国株投資におすすめの証券会社を4社紹介します。

●米国株投資におすすめの証券会社1:SBI証券

国内ネット証券最大手のSBI証券では、4000銘柄以上の米国株・ETFを購入可能。為替手数料は片道25銭ですが、住信SBIネット銀行を利用することで片道4銭に下げることができます。「米国株アプリ」を利用すれば、スマホひとつで簡単に米国株投資に必要な情報を集めたり、株式を検索したり、注文したりできます。
また、ぜひ使いたいのが「米国株式・ETF定期買付サービス」。指定した米国株の積立投資ができます。一定額ずつ積立投資をすることで、平均購入価格を抑えながら投資ができます。

●SBI証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 片道25銭(住信SBIネット銀行利用時は片道4銭)
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス

SBI証券[旧イー・トレード証券]


●米国株投資におすすめの証券会社2:楽天証券

楽天証券でも米国株を購入できます。同社では米国株の取引(2020年・約定件数)が前年の11倍、取引をした人の数が5倍になるなど、米国株の投資をする人が急増しているそうです。米国株・ETFを積立購入できる「米株積立」にも対応。あらかじめ設定した条件で自動的に米国株・ETFを買い付けることができます。国内株と同じスマホアプリ「iSPEED」で米国株も売買できるため、手軽です。
楽天証券と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」を利用すると、楽天銀行に入金したお金を楽天証券に移すことなく米国株投資に回すことができるので便利です。普通預金の金利も0.02%から年最大0.1%(残高300万円以下の部分)・年0.04%(残高300万円超の部分)に優遇されるうえ、「ハッピープログラム」にエントリーすることで、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントを貯めることもできます。楽天ポイントは米国株の購入代金や手数料としても利用可能。1ポイント=1円として、ポイント投資ができます。

●楽天証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 片道25銭
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス


●米国株投資におすすめの証券会社3:マネックス証券

米国株の投資に昔から定評があるのがマネックス証券。こちらも、多数の米国株・米国ETFに投資ができます。為替手数料のうち、買付手数料が無料になっているので、その分コストを抑えた米国株投資が可能です。
2021年6月に「米国株定期買付サービス」がスタート。マネックス証券で取扱いのある米国株・米国ETFを毎月の指定日に自動で買い付けることができます。また、「配当金再投資サービス」を利用すれば、保有銘柄からの配当金を自動的に同じ銘柄の買い付けにあてることができるため、複利効果を得やすくなります。

●マネックス証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 買付時0銭・売却時25銭
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス
       配当金再投資サービス


●米国株投資におすすめの証券会社4:PayPay証券

スマホ証券のPayPay証券では、有名な米国株を株価に関わらず1000円から購入可能。たとえば、1株が3万円の米国株も、1000円から購入できるのです。1000円からでも積立投資ができるので、「まずは少額でスタートしたい」という方にもおすすめです。PayPay証券日米株のアプリはとてもシンプルな作りなので、すぐに使い慣れることでしょう。
また、PayPay証券日米株のアプリには、投資がマンガで学べるコンテンツも用意されています。株式投資の知識や米国企業の誕生にまつわる話まで、楽しく身につけることができます。企業誕生秘話など、きっと読むだけで投資をしたくなるはずです。

●PayPay証券の米国株投資

・取扱銘柄数 160本以上(ETF含む)
・売買通貨  日本円
・売買手数料 スプレッド(売買時の単価に対して加減)
       約定価格の0.5〜0.7%
・為替手数料 片道35銭
・備考    株価にかかわらず1000円から投資可能
       米国株・米国ETFの自動積立サービス

PayPay証券

まとめ

米国株の基本・特徴を日本株との違いと絡めながら10個、紹介してきました。世界経済の中心、米国は今なお成長を続けるマーケットです。市場は安定しているうえ、少額から投資ができ、配当金もたくさんもらえると、至れり尽くせりですね。
米国株に少しでも興味が出たら、ぜひ証券会社に口座開設して、資産形成に取り組んでみてくださいね。

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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