18/04/17
女性の転職事情は?転職したらiDeCo(イデコ)も連れていく
イマドキの女性は、転職をしてキャリアアップを目指す人も少なくありません。グローバルな世の中になっていくにつれて、1つの会社に定年まで勤め続けるというような慣例は崩れ、キャリアアップやキャリアチェンジをしたければ、簡単に転職ができる世の中になってきています。
今回は、そんなイマドキ女性の転職事情について解説するとともに、老後に大切な個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の移動についても解説していきます。
キャリアアップ、キャリアチェンジ、女性の転職も華やかに!
イマドキ女性の転職事情はさまざまですが、「自分のキャリアを更に充実させたい」と転職する女性もたくさんいます。例えば語学力を活かすパターンです。グローバル化が進む中、語学力を持つ人材に対するニーズは高まっています。
そこで転職活動の際にTOEICなどで語学力を磨き、外資系専門のエージェントに登録するなどして、自分の市場価値を高めることで、さらにグローバルな仕事ができるキャリアにレベルアップする女性もいます。
あるいは思い切って資格取得に動き、転職をする女性もいます。例えば以前から興味のあった医療系の仕事に付くために、仕事を辞めて大学院に入り、そこで勉強をして資格を取得して医療系の仕事にキャリアチェンジするといったプランです。
どれにも共通するのは、自分の市場価値を高め、将来のために転職をするということです。転職の際には1つでなく複数の企業から内定をもらい、年収の交渉を有利にする女性もいます。
転職はネットを利用するのがイマドキ
転職先を探すためには、まずネットでの情報検索が一番でしょう。以前とは違い、キャリア情報はネットで検索すれば簡単に得ることができます。企業の平均年収や内部事情などの情報も、紹介サイトで簡単に得ることができるので、自身のキャリアの計画を立てる一助になります。また外資系専門やスタートアップ企業が豊富など、転職サイトもどんどん細分化され、自分の求める企業を探しやすくなっています。
グローバル化で雇用の流動化が進み、情報化社会でさまざまなキャリアの情報を得られるようになった現在では、転職によって華やかにキャリアアップ・キャリアチェンジがしやすい世の中になっているということです。
いざ転職したらiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)はどうしたらいい?
このように転職する女性は確実に増えていますが、目的はさまざまです。自分のしたい仕事、つまり「やりがい」はもちろん、ステータスを求める人もいるでしょう。しかし欠かすことのできない目的は、やはり「お金」ではないでしょうか。
将来自分の生活を養えるだけのお金を稼いで、安心した老後を過ごしたいのであれば、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)への加入を検討すべきです。既に加入している人も少なくないでしょう。しかし転職する場合、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の扱いはどうなるのでしょうか。転職時のiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の扱いのパターンには、手続きが必要なものとそうでないものがあります。
手続きが必要な場合は、転職先の会社が企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入しており、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の加入が認められていない場合です。この場合は、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入する資格がなくなるため、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を企業型DCに移す必要があります。具体的には運営管理機関に「資格喪失届」を提出し、その後企業の人事や労務担当の人に申し出て、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を企業型DCに移す手続きを行います。
手続きが必要ない場合は、転職先の会社が企業型DCに加入していない場合または企業型DCに加入していてもiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)への加入を認めている場合です。この場合は、手続きは必要ありません。ただし、就職先を変更した旨を伝える「加入者登録事業所変更届」と「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」が必要になるので、その提出を忘れないようにしましょう。
なお、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)への加入が認められていても、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)をやめて企業型DCに移行することもできるので、企業の人事や労務担当の人と確認して企業型DCに移す手続きを行います。
公務員に転職する場合は、2017年1月から加入対象が拡大し、公務員でも加入することができるようになったので、そのままiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入し続けることができます。そのため後者と同じように、「加入者登録事業所変更届」と「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」の提出が必要です。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入している場合は、転職の際、変更手続きを忘れないよう注意しましょう。
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