22/08/26
年金「手取り」で考えると何歳から受け取るのが一番得? 真の繰り上げ・繰り下げ損益分岐点【Money&You TV】
年金の手取りベースでの繰り上げ・繰り下げの損益分岐点 年金額面とどれくらい違う?
国民年金・厚生年金の受給開始は原則65歳ですが、希望すれば60〜75歳の間で受給開始することができます。60〜64歳で受給開始することを繰り上げ受給、66〜75歳で受給開始することを繰り下げ受給といいます。
繰り上げ受給・繰り下げ受給は1か月単位で選択できます。
60〜64歳11か月までの繰り上げ受給では、1か月早めると0.4%ずつ受給率が減り、60歳まで年金の受給開始を早めると受給率は76%(24%減額)となります。一方、66〜75歳までの繰り下げ受給では、1か月遅らせるごとに0.7%ずつ受給率が増え、75歳まで遅らせると受給率は184%(84%増額)となります。
しかしながら、年金は額面がそのまま受け取れるわけではありません。
給与の「額面」と「手取り」の関係と同じく、年金も「源泉徴収」や「特別徴収」という仕組みによって税金・社会保険料が天引きされます。
今回は、手取りベースだと年金は何歳から受け取るのが得か、繰り上げ・繰り下げの損益分岐点は額面とどう変わるのか、動画で図解しています。
出演:頼藤 太希(よりふじ・たいき)、高山 一恵(たかやま・かずえ)
制作:株式会社Money&You(編集:宮田 翔吾)
【Money&You TV】配信記事
全バックナンバーはこちら
・#140「海外転勤・赴任になった場合、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの扱いはどうなる?」
・#141「会社も役所も銀行も教えてくれない「定年後ずっと困らないお金の話」」
・#142「年金を月20万円もらえる場合の手取りはいくら?年金から天引きされる税金・社会保険料の金額」
・#143「年金が年10万円増えるごとに手取り額はいくら増える? 年100万から500万円まで計算してみた」
・#144「年金の手取りベースでの繰り上げ・繰り下げの損益分岐点 年金額面とどれくらい変わるのか」
【関連記事もチェック】
・使わなきゃ損する「シニア割引」10選 50代から使えるものもあり
・住民税が非課税になる年金収入はいくら?地域によって違うのは本当か
・健康保険証が原則廃止?マイナンバーカードの「マイナ保険証」3つの注意点
・「年金生活者支援給付金」年6万円の対象者は?所得基準オーバーでももらえることも
・クレジットカードを解約せずに放置して起こる5つのデメリット
Money&You マネーアンドユー
株式会社Money&Youは、「お金と向き合う。」を サポートし日本を元気にする!を理念に、書籍、各種メディア、講演、相談など様々なチャネルを通して、個人がお金の知性を高めるサポートに注力している会社。女性向けお金の総合相談サイト「FP Cafe」、女性向けマネーメディア「Mocha」、動画コンテンツ「Money&YouTV」、Podcast番組「マネラジ。」などを運営。金融に特化したコンテンツの企画、制作、デザイン、コーディング、執筆、分析、アドバイザリーなどを行っている。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう