18/12/29
街パト株式投資術〜海外旅行先で儲かる株の銘柄を見つける3つの極意〜
株式投資を始めたいけど、何に投資していいか分からない、そんなお悩みがある皆さん、ぜひ街パトしてみませんか?
投資のアイディアは街に出てこそ、ピンとくる。
このシリーズでは、投資歴ゼロのOLすみれと2つ先輩の投資歴3年の理子と一緒にスマホ片手に儲かる銘柄を探して街パトします。
今回はインスタ映えすると大人気の香港です。
儲かる銘柄を見つける極意1:海外進出の日本企業を探す
すみれと理子は香港・香港島にあるエビワンタンの店に来ています。
すみれ「んーっ、めっちゃ美味しい! このエビワンタン」
理子「香港イイわね! ディズニーランドはもちろん、ビクトリアピーク、オールドタウンセントラル、ネイザンロード、インスタ映えするスポットがいっぱいあって」
すみれ「食事も美味しーい。エッグタルトや、飲茶、ローストご飯、そしてお粥! ちょっと小腹が空いたときに寄れる店がたくさんあるって幸せ」
理子「それって日本だと牛丼屋さん?」
すみれ「さっき吉野家ありましたね。元気寿司、一風堂、セブンイレブン、ユニクロ、無印良品・・・・・・、日本企業も頑張っています。モンコックのデパートの資生堂やファンケルはお客さんで溢れていたし、眼鏡のJINSも香港に出店したそうですね」
理子「日本の市場は人口減少の影響で頭打ちでしょ。だから一部の日本企業は、海外へ進出しているの。市場は大きいし、特にアジアはどんどん伸びる市場だから当たるとインパクトが全然違う。資生堂は中国での売上が3割以上で伸びていて、(中国の)営業利益も2016年は36億円だったのが、2017年は113億円に200%以上増えているの」
すみれ「つまり海外進出している企業は今後成長する潜在能力があるってことですね」
儲かる銘柄を見つける極意2:その場で海外売上高比率をチェックする
理子「旅行先でこの店お客さん入ってると思ったら、スマホでその企業の総売上高のうち海外売上高のシェアは何%あるかをチェックするといいわよ、企業のHPにある決算短信か決算説明資料で確認することができます」
すみれ「それで何が分かるのですか?」
理子「海外事業がその企業の業績にどれだけの影響力を与えているのかが分かるの。資生堂の海外売上高比率は50%を超えていて、中国だけでも14%以上ある。一方で吉野家HLDは10%程度(平成31年2月期第2四半期)だから業績に反映されるのはまだまだ、というところね」
すみれ「なるほど!」
理子「さらにその売上高は年々伸びているのかも確認してね。大事なのは、その事業が株価にとって大きな意味を持つのかってこと、株価は最終的には業績に連動するから。あれ、どうしたの?すみれちゃん、青い顔して?」
すみれ「先輩、食べ過ぎて、ウエストがキツくて死にそうです(涙)」
出所:資生堂 2017年12月期決算短信より
出所:資生堂 2017年12月決算説明資料より
儲かる銘柄を見つける極意3:実際の店舗に足を運んで人気度をチェック
二人は香港の繁華街・コーズウェイベイにあるユニクロへー。
すみれ「このスエットパンツにします! それにしてもお客さん入っていますねー!」
理子「ユニクロは2018年度で海外ユニクロ事業の売上収益が国内ユニクロ事業を超えたの。さらに収益の拡大期待から株価も好調に推移しているわ」
二人はレジへー。
すみれ「(レジの人に)あの、ユニクロって香港でも人気ありますか?」
店員「大人気ですよ! (にっこり) 合計で130HKドルになります」
すみれ「あ、そうだ。アプリあります! (スマホを出そうとする)」
店員「スミマセン、それは日本でしか・・・・・」
すみれ「あ、そうでした(笑) つい、いつものクセで」
*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。
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岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴しさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。
TVドラマ「インベスターZ」の脚本協力なども行なっています。
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