25/12/01
株主優待と配当金「2倍嬉しい」12月の銘柄3選

決算月に権利確定すると株主優待や配当金がもらえる株式投資は人気の投資です。株主優待を設定している企業約1600社のうち、12月に権利確定を迎える企業は200社以上あります。今回は、12月に権利確定したらQUOカードがもらえ、高い配当金も期待できる魅力的な12月権利確定の優待銘柄を3つ紹介します。
NISAなら株主優待をもらいながら配当金も非課税で受け取れる!
NISAはつみたて投資枠と成長投資枠の2つの投資枠を利用して一生涯にわたって運用益非課税の投資ができるしくみ。2024年に制度が改正されたことから「新NISA」と呼ばれることもあります。NISAの成長投資枠では株式投資をすることができます。成長投資枠で株に投資することで、株の値上がり益はもちろん、配当金にかかる税金もゼロにできますので、より効率よくお金を増やせます。
成長投資枠では、年間240万円までの投資で得られた利益が生涯にわたって非課税にできます(成長投資枠における生涯投資枠は1200万円まで)。新NISAの成長投資枠で株主優待と配当金がともにもらえる「2倍嬉しい」銘柄を購入しておけば、株主優待をもらいつつ、配当金も非課税で受け取れてお得です。
購入する銘柄の株価にもよりますが、通常、100株買うには数万円から数十万円の投資が必要です。「いきなり100株投資するのは大変」ならば、まずは1株、10株などからはじめて、少しずつ買い増して100株にするのもひとつの方法です。
「単元未満株」の取引に対応している証券会社を利用すれば、株を1株単位で購入できます。株主優待は多くの場合100株からですが、配当金は1株からでももらえます。ですから、配当金を少しずつもらいながら、株数を増やしていくことができます。
今回は、12月に権利確定を迎える銘柄の中から、NISAで狙いたい銘柄を3つ紹介します。なお、データは2025年11月28日時点、断りのない限り100株あたりの金額・内容を示しています。
株主優待+配当金銘柄①サカタインクス(4633)
新聞、段ボール、食品パッケージなどの印刷インキで業界3位の企業です。大阪に本社があり、北米やアジアなど海外でも事業を行っています。近年は植物由来の材料のインキを開発するなど、環境に配慮した製品も手掛けています。
株主優待は500円分のQUOカード。1年以上・3年以上の長期保有でもらえる金額がアップしていきます。配当も順調に増加しています。
・最低投資額 100株 23万3800円
・予想配当 9000円
・予想配当利回り 3.85%
・権利確定 12月
【株主優待】
100株以上 500円分のQUOカード
※1年以上保有で1000円分、3年以上保有で2000円分にランクアップします。
【配当】

筆者作成
株主優待+配当金銘柄②大倉工業(4221)
香川県に本社をおく合成樹脂フィルム大手。食品や生活用品、日用品などのフィルムを製造しています。液晶向け光学フィルムなどの新規材料部門が柱に成長しており、住宅の建材部門も強化しています。
株主優待では、1000円分のQUOカードに加えて自社ホテルである「オークラホテル丸亀」のホテル利用券(2000円分)ももらえます。オークラホテル丸亀は瀬戸内海に面しており、絶景が望めることから人気です。
・最低投資額 100株 49万6500円
・予想配当 1万9500円
・配当利回り 3.93%
・権利確定 12月
【株主優待】
100株 QUOカード1000円分と自社ホテル(オークラホテル丸亀)利用券2000円分
【配当】※調整後の年間配当

筆者作成
株主優待+配当金銘柄③グローバルインフォメーション(4171)
世界の市場や技術などの調査レポートの販売、委託調査の受託、年間契約型情報サービスの販売、会議展示会の代理販売を行う企業です。調査レポートの分野はIT関連から医療機器、産業用機械、エネルギーなどさまざま。コロナがあけ業績を伸ばしている企業です。
株主優待は200株からながらQUOカード2000円分。配当金も増加傾向にあり魅力です。
・最低投資額 200株 29万5000円
・予想配当 200株 1万2000円
・予想配当利回り 4.07%
・権利確定 12月
【株主優待】
200株以上 QUOカード2000円相当
【配当】

筆者作成
株主優待だけでなく長期保有にメリットがあるかチェック
QUOカードには有効期限がありません。コンビニ、書店、ドラッグストアなど使える店が多いので、家計費の節約にもつながります。ただ、QUOカードだけに注目するのはNG。株価自体はもちろん継続保有して配当が安定的に入るか、長期保有していてメリットがあるかも確認しましょう。
株主優待をもらうには、「権利確定日」という日にその企業の株を保有している必要があります。ただし、権利確定日に株を買うのでは間に合いません。株を買っても、株主としての権利が与えられるのは購入の2営業日後だからです。
したがって、権利確定日の2営業日前には株を買っておく必要があります(この2営業日前のことを権利つき最終日といいます)
2025年12月末が権利確定日の場合、12月26日(金)には株を買っておかなくてはならないので、購入の際にはご注意ください。
*本記事で紹介した個別の銘柄については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄の株式等の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。
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稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
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