18/08/09
自宅が資産になるか負債になるかはあなた次第!シェアリングエコノミー活用術
「夢のマイホーム」とは言いますが、マイホームが資産なのか負債なのか昔から議論されています。
たしかに子どもの学費がかかる時期にはローンの返済に追われます。そして、ローンの返済が終わったころには子どもたちは巣立っていき、老夫婦だけでは使わない部屋だらけの大きな家。あちこち壊れるので修理費もかかります。最悪の場合は誰も住まない空き家になってしまうリスクも。
本当に資産と言えるのか疑問だらけのマイホームですが、もしその家が稼いでくれるとしたら本当に資産ですよね。
最小限の投資でマイホームが稼いでくれる方法があります。2018年6月15日に施行されたいわゆる「民泊新法」です。いわゆるシェアリングエコノミーです。最近は「シェアエコ」と略されたりします。
自分の家の一室を海外からの旅行者に貸し出すサービスです。筆者も実際に6月に六畳間一部屋を登録して毎週国内外から旅行者を迎え入れています。
民泊はやってみると意外と簡単!
やらない理由はいろいろあるでしょうから、それは置いといて、もしもやってみたらどうなるか考えてみましょう。
ベッド一台と寝具一式あれば始めることができます。お風呂とトイレは住んでいる人たちと共用です。食事は不要です。海外からの外国人は日本に来て寿司だのラーメンだの食べるものを決めていますから、むしろ出さないほうが彼らのためです。
筆者はカップラーメンを置いています。掃除はしなければいけませんから、家の中をきれいにします。タオルなどは家族と共用というわけにもいかないでしょうから、それは専用で購入しても大した金額ではないと思います。
マイホームに部屋がないと思われるかもしれませんが、子供部屋はどうですか?実際にお子さんが子供部屋を使うのはいつからでしょうか。10才くらいまでは民泊用に使うこともできそうです。
民泊をスタートすれば立派な事業ですから、経費が使えます。民泊の管理のためにパソコンを購入することになるかも。ゲストの送り迎えのためにクルマも使いますよね。そういうものも経費になります。
気になる宿泊代ですが、一泊おひとりで4000円ってどうでしょうか。近所のビジネスホテルの料金も値上がりしていませんか。無機質なホテルよりも日本人の普通の家庭に泊まりたいという方もいます。二人であれば6000円でどうでしょうか。安全な部屋に宿泊できるなら安いですよね。
シェアリングエコノミーは誰でもできる時代がやってきた
民泊をやってみたら年間180日という制限はありますが、最初は30日から50日くらいを目標にしてみてはいかがでしょうか。細々とやってみてもたぶん20~30万円くらいの売上はできるでしょう。しかもコストはほとんどかかりません。生きた英語のトレーニングにもなります。英語が苦手という人はスマートフォンでやり取りすれば、問題ありません。
家族で出かけるときや用事がある日は受け入れをしなければいいのです。そこがホテルとの大きな違いです。宿泊者は女性・カップル限定ということもできます。
そして一年間の収益が20万円未満であれば、サラリーマンは申告する必要はありません。
そのお金は住宅ローンの一部返済に回してもいいし、ご家族で旅行に行く資金にされてはいかがでしょうか。
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うたぞー ファイナンシャルプランナー
大学を卒業後、大手銀行から生命保険会社に勤務。サラリーマンを続けているリスクを知ったことから、民泊の運営をスタート。低金利での借入ができるサラリーマンのメリットを活かし不動産投資も実践している。サラリーマンを続けながら自分でできることを少しずつやってみるシェアリングエコノミーを勧めている。ファイナンシャルプランニング技能士2級。
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