高利回りがウリの仕組み債、メガバンクや地銀が続々販売中止に!
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している
(株)Money&Youの高山一恵です。
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3連休は、台風14号の影響で
全国的に大荒れの天気でしたね。
今度の3連休もお天気が良くないようなので、
気をつけて過ごしたいですね。
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さて、高い利回りが見込めることを
売り文句にした「仕組み債」ですが、
先日、三井住友銀行と千葉銀行が
販売を全面的に中止しました。
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みずほ銀行、横浜銀行、広島銀行も
販売を一部停止するとのこと。
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そもそも仕組み債とはどんな商品で、
なぜ、金融機関は販売を停止するのでしょうか。
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仕組み債は、債券の一種ですが、
国が発行する国債や企業が発行する社債とは
全く異なります。
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オプション取引やスワップ取引といった
金融派生商品(デリバティブ)を使い、
複雑な仕組みを作って、国債や社債よりも
高い利回りを設定している金融商品です。
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高い利回りが見込める反面、
大きな相場変動があった時などは、
大きな損失を被る可能性が
あります。
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あらかじめ定めた水準(ノックイン株価)を
下回ると、償還時に元本割れを起こしたり、
利益を出したりすることなく早期償還させることも。
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元々はプロ向けに開発された商品だったようですが、
最近では、EB債(他社株転換社債)や
日経平均リンク債といった商品などが
退職金運用の高齢者や投資初心者などの
個人向けに販売されています。
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では、なぜ、金融機関が相次いで
仕組み債の販売停止を
決めたのかというと、
デリバティブとは知らずに購入し、
大きく損をしてしまった顧客と
トラブルになるケースが後を絶たない
からです。
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証券・金融商品あっせん相談センターでの
紛争解決手続き終了事例のうち、
仕組み債は38%でトップ(2021年9月まで1年間)
となっています。
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仕組み債は、仕組みが理解しづらい上に、
実質の手数料が高く設定されています。
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利回りの高さにつられて、
つい、購入してしまう心理もわかりますが、
そもそも仕組みが理解できない商品、
手数料が高い商品は購入しないこと!
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自分の大切なお金を守るためには、
お金の知識をしっかり身につけることが
大切ですね!
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読書の秋、学びの秋です。
お金の罠にかからないためにも、
お金のことをしっかり勉強したいですね。
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お金の勉強といえば、
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