マイナ保険証の費用負担が軽くなるように改定!既存の保険証より割安に
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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相変わらずの猛暑が続いていますが、
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?
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さて、2021年10月20日から、
マイナンバーカードが健康保険証として
利用できるようになりました。
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「マイナ保険証」とも呼ばれています。
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マイナ保険証は、
医療機関を受診するときや薬局で
薬を処方してもらうときに、
これまでの健康保険証の代わりとして利用できます。
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もちろん、これまでの健康保険証も
今までどおり使えるのですが、
マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、
次のようなメリットがあります。
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・就職、転職、引越しをしても健康保険証として使える
・自分の医療費の情報を確認できる
・健診や薬の情報も確認できる
・高額な医療費がかかっても、高額療養費制度が自動的に適用になる
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便利なうえに
マイナンバーカードに
健康保険証の利用登録を行うことで、
マイナポイントまで受け取れる
マイナ保険証ですが、
実は問題点も指摘されていました。
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2022年4月から
マイナ保険証を利用した場合、
患者が窓口で支払う医療費が増えていたのです。
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通常、患者がマイナ保険証を利用して、
医療機関を受診した場合、
医療サービスの対価にあたる
診療報酬を加算しています。
初診で70円、再診で40円上乗せし、
医療費の3割を負担する患者の場合、
自己負担はそれぞれ21円、12円増えます。
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費用負担が増える理由は、
マイナ保険証は、
政府が普及を進めているものですが、
普及が遅れており、
取り組みを促すために
対応病院の診療報酬を引き上げているからです。
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とはいえ、患者の負担が増えてしまうようでは、
普及に水を差しかねません。
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そこで、この加算の金額を
引き下げ、初診時に限定する新制度が
今年の秋を目処に導入されるとのこと。
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通常の健康保険証を利用した場合、
現在は、初診時に30円の負担があり、
医療費の3割を負担する患者の場合、
自己負担は9円増えますが、これを
マイナ保険証の加算を上回る金額まで引き上げる
予定のようです。
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つまり、マイナ保険証を使う方が
患者負担が軽くなる仕組みになるということです。
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国は、将来的に健康保険証は、
マイナ保険証への完全移行を目指しているよう。
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前回のメルマガでもお話したように、
マイナンバーカードを健康保険証として
利用登録すること自体は、5分もかかりませんし、
しかもマイナポイントももらえます。
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まずは、利用登録をして、
マイナポイントを受け取った上で、
利用するかどうかを決めるのもよいでしょう。
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