年収400万円から600万円になっても、年200万円はもちろんほとんど貯蓄ができないワケ
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みなさん、
こんにちは!
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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首都圏を中心にコロナの感染が拡大して
いますね・・・。
落ち着かない日々ですが、
元気に過ごしたいものです。
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さて、今回は先日TBSラジオの番組
「ACTION」でお話したことを
ご紹介したいと思います。
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こちらの番組では、
話題のツイートを取り上げて解説する
というコーナーがあります。
そこで、取り上げられたツイートが
「年収400万円の時に
年収600万円になったら
年に200万円も貯金できるのかーと思うじゃん?
できないんだよ。できないんだよ」。(青田努さん)
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このツイート、
なんと6.4万いいね、1.1万RTという、
かなりの反響を呼んだそうです!
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この数字を見ると、共感する人が
いかに多いのかがわかりますよね。
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私は、
「なぜ、収入が上がっても貯蓄ができないのか」
について聞かれたので、
FPの間では有名な
「パーキンソンの法則」について
お話しました。
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パーキンソンの法則とは、
英国の歴史学者で政治学者である
シリル・ノースコート・パーキンソンの著作
「パーキンソンの法則:進歩の追求」
の中で提唱された法則です。
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内容は
「支出の額は、収入の額に達するまで
膨張する」というもの。
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確かに、これまで多くの方の
マネー相談にのってきましたが、
お給料が上がっても、貯蓄に回さずに、
趣味や外食にお金を使ったり、
買い物をしたりと、
収入が増えると、
増えた分だけ使ってしまう
ケースが少なくありません。
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また、年収が上がると、
その分、税金や社会保険料の金額も
上がるので、稼いでいる割には
手取りがそれほど伸びないということも。
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仮に年収400万円から600万円になった場合、
ざっくりとですが、手取り年収は320万円程度
から460万円程度になります。
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また、ファミリー世帯の場合、
年収が高いと児童手当などの
各種手当も所得制限に引っかかったり、
配偶者手当の金額ももらえなかったり
するので、その点を考慮すると、
手取り年収は世間でイメージされている
ほど、高くないのが実情です。
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パーキンソンの法則や
年収が増えると税金が上がること
などを考えると、
年収が上がったからといって、
油断せずに、しっかりと家計管理を
していく必要がありそうですね。
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年収が増えたのに貯蓄が増えない
という方、この機会に支出のチェックを
してみましょう。
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