2023年春から給与のデジタル払いが解禁に!メリット・デメリットは?
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している
(株)Money&Youの高山一恵です。
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すっかり秋ですね!
食欲の秋だけに、食欲が増している
今日この頃。
ほんと、ご飯が美味しいですね。
体重増加にも気をつけなければ・・・。
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さて、来年の春から給与のデジタル払いが
解禁になるようです。
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現在、勤務先からの給与は、
銀行などの金融機関に振り込まれ、
銀行口座から現金を引き出して、
使うのが一般的です。
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ところが、
「給与のデジタル払い」が解禁された場合、
金融機関を介することなく、
PayPayやLINE Payなどのスマホ決済アプリを
はじめとするデジタルマネーで給与を
受け取ることができます。
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では、給与がデジタル払いになった場合、
どのようなメリットがあるのでしょうか。
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毎月給与を銀行口座から引き出すのは
手間がかかります。
その点、給与がデジタルマネーで
入金されれば、銀行口座から給与を引き出す手間を
省くことができます。
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また、決済アプリなどに
給与が振り込まれれば、
残高に「チャージ」する手間が少なくなります。
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つまり、給与の受け取りから、買い物や
その他の支払いまでスマホで
簡単に行うことができるわけです。
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最近は、銀行のATMによる引き出しの手数料優遇は
縮小傾向にあるので、現金払いからデジタル払いに
切り替えることができれば、手数料の負担を
減らせる可能性もあります。
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さらに日本で働く外国人労働者のなかには、
銀行口座を開設しづらい人も少なくありません。
そうした外国人もデジタルマネーにより
給与を受け取りやすくなります。
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企業側にとっても、
銀行口座へ給与を振り込むよりも
手数料が安くすむため、
振り込み手数料の削減につながる可能性があります。
また、手数料が安いため、週に1回などの
細かい設定での給与振り込みもしやすくなります。
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一方でデメリットもあります。
例えば、デジタル払いを導入しても、
給与の全部をデジタル給与で受け取りたいと思う人は
少ないのではないでしょうか。
従来通りの銀行口座振り込みと、デジタル給与払いの
両方が認められれば、企業側の負担が重くなります。
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また、デジタル給与払いで受け取れる給与の上限は、
100万円となっています。100万円を超える給与を
受け取れる人は、多くはないと思いますが、
給与が100万円を超える場合には、
銀行口座も設定しておく必要があります。
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そもそも銀行口座を紐づけるのであれば、
わざわざデジタル給与払いにする必要性が
あるかどうかと疑問に思うところもあります。
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さらに、銀行口座と比較すると、デジタルマネーは、
不正利用や不正送金といったセキュリティ面で
不安があります。
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とはいえ、今後はますますキャッシュレス化が
進むことは間違いないでしょう。
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現状考えられるデメリットについては、
今後政府がどのように解決していくのか、
注目していく必要があります。
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解禁まで半年ですが、情報収集をこまめに
行い、新しい形式を受け入れる心の準備は
整えておきたいですね。
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