長引くコロナの影響で収入減! 定期預金、iDeCo、つみたてNISA…減額やストップはどの順番ですべきか
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みなさん、こんにちは!
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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4月は新年度のスタートの時期ですね。
ピカピカのランドセルを背負って登校する
新1年生の姿や真新しいスーツに身を包んだ
新入社員の姿を見かけると、
微笑ましくなりますね。
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さて、新年度が始まっても、
なかなかコロナの収束が見通せない中、
コロナウイルスの影響で手取りが減少し、
家計が厳しいという方からの相談が少なくありません。
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支出を見直してもなお、
家計が厳しいという場合には、
毎月積立をしている預金や
投資の金額を見直したり、
一時的にストップしたりすることは必要でしょう。
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積立形式で貯蓄できる代表的な商品としては、
定期預金があります。
他にも、最近は、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)、
つみたてNISA(積立NISA)などで
積立をしている人も多くなってきました。
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これらの積立を見直すことにより
どれくらいの影響がでるのか、
また、見直しの際の
手続きの面倒さなどを考慮して
優先順位を考えると良いでしょう。
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家計がピンチになったときには、
できるだけ手元に現金を
確保して安心したいものです。
ですから、最初に見直しをするとしたら
「銀行の積立定期預金」が有効です。
銀行の窓口や
インターネットバンキングなどで
金額変更の手続きをすることができます。
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つみたてNISAとiDeCoを
併用しているという場合には、
見直しを優先したいのは、
つみたてNISAの毎月の積立金額を少なくしたり、
一時的に中断したりすること。
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というのも、ネット証券などで
つみたてNISAを利用している場合は、
ネット上で簡単に
積立金額の変更や中断をすることができるからです。
金額の変更や中断をする際には、手数料もかかりません。
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まずは、積立金額を減らして、
それでも大変なら一時的に中断し、
いずれ状況が好転したら
積立を復活させることを考えましょう。
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つみたてNISAの
非課税期間は20年ですが、
必ず20年間続けなければいけない
というものではありません。
いつでも買付・売却が可能なつみたてNISAは、
家計の状況に応じて
柔軟に利用できるところが
大きなメリットといえますね。
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一方、iDeCoですが、
減額をするときには、
iDeCoの掛け金の最低金額である
5,000円より少なくすることはできません。
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また、積立金額の変更をする場合にも
1年に1回までしかできませんので注意が必要です。
さらに、掛け金を減額、
停止している間も
毎月の手数料はかかり続けます。
手数料は金融機関により違いがありますが、
最低でも
口座管理手数料の年2,052円は、
どの金融機関でもかかります。
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収入減少などで、
家計が厳しくなった場合、
将来のために積立ているお金に
メスを入れなくてはいけない時もあるでしょう。
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その際には、
やみくもにメスを入れるのではなく、
優先順位を考えてから行いましょう。
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