老後に向けて400万の資産運用についてご指南よろしくお願いいたします。
fat01さん 大阪府50代
2019/06/27
fat01さん はじめまして。
「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」黒猫FP事務所の舟本美子です。
fat01さんは、マンションを売り、手元に残った600万円の内400万円が老後の資金として運用を予定され、残り200万円を将来住むことになるご実家の修繕費に使う予定されていますね。まとまったお金を、老後の準備に充てようとお考えになる点が、とても計画的で着実なお人柄だと感じます。
さて、ご質問を以下にまとめました。
(1) 老後資金の手堅い準備方法について
(2)将来お住まいになるご実家の修繕は贈与の対象となるか
それぞれについてお話をします。
(1) 老後資金の手堅い準備方法について
老後の資金を準備する際は、iDeCo(個人型確定拠出年金・イデコ)を活用するのが手堅い方法であるため、詳しくお話いたします。
●iDeCo(個人確定拠出金・イデコ)の特徴
iDeCoの特徴は以下の3つです。
① 掛金が全額所得控除になります。
② 運用益は非課税で再投資ができます。
③ 受取る時も大きな控除を受けられます。
それぞれについて詳しく説明をすると以下のとおりです。
① 掛金が全額非課税となる
iDeCoの掛金は、全て課税所得額から控除されます。そのため、所得税、住民税ともに軽減されます。
② 運用益は非課税で再投資ができる
通常、金融商品で運用すると、定期預金の利息や投資信託の運用益に対して、20.315%課税されます。しかし、iDeCoで運用益が出た場合、課税されず再投資されます。
③ 受取る時も大きな控除を受けられる
iDeCoは、60歳以降に年金か一時金で受け取ることができます。その際、年金で受け取る場合は、公的年金控除が受けられます。一方、一時金で受け取る場合は、退職所得控除が受けられます。
iDeCoは、節税効果が高いため、効率良く老後の資金を準備することができます。fat01さんだけではなく、ご主人様も一緒に始めると良いでしょう。
●iDeCo(個人型確定拠出金・イデコ)の注意点
iDeCoは、貯蓄と違い投資です。貯蓄は元本が確保されるため、着実にお金を貯めることができます。一方、投資は必ずお金が増えるわけではあり...
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