祖母の住む住宅の土地・家屋の生前贈与について
sssさん 静岡県20代
2016/02/07
▼プロフィール
年齢:私 29歳(独身) 祖母 82歳
住居:祖母 戸建て住宅に一人暮らし
住宅:築約40年
▼聞きたいこと
私は現在独身で、訳あって一時的に祖母の家の2階に住ませてもらっています。
しかし、ある日祖母に、「自分も長くないから、アパートなんて借りずに、このままここ(祖母の家)をもらってくれないか」と言われました。
祖母には子供が3人いるのですが、祖母の家はいらないと、断られたそうです。そのため、祖母は、自分が亡くなる前に今住んでいるこの家を処分するしかないとずっと考えていたそうです。
慣れ親しんで住んだ家で、壊す、もしくは人に売るのは忍びないから、私が住んでくれるならうれしいといわれました。
私自身、一軒家に住むのは憧れがあるのでいいかもしれないと考えたのですが…
しかし、この家は接道要件を満たしていない土地で、不動産としての価値がないから、祖母の子ども3人はそれぞれこの土地を「いらない」と言っているそうです。
そして、祖母からこの家をもらおうか考えているという旨の話を母にしたら、
「祖母は面倒を私に押し付けようとしているだけだ」とか
「もらっても将来処分が困って、お金がかかってしまう、負担になるだけだ」と言われてしまいました。
そこで宅建士にも相談してみました。
祖母の家は、公道、別の所有者の空き地、祖母の家、という並びで建っています。そのため、その宅建士には、今のままでは祖母の家は不動産としての価値はないが、その公道に面した隣にある空き地の土地を買えば、現在の土地が生きてくるから、残すならその土地を購入したほうが良い、と言われました。
そうするか、祖母が生きているうちに二束三文で隣接する土地の所有者にこの土地を売るか、という話になりました。
将来的に犬も飼いたいと思っているので、ペット可のアパートを借りるとしたら家賃は10万円近くになります。
しかし、今のまま祖母の家に住むとしたら、固定資産税を払っていくとしてもアパートを借りるよりずっと安いし、そのほうが良いかもしれないと、最初は考えていました。
しかし、宅建士に相談したら土地を買うという話にまでになってしまいましたし、不動産の生前贈与という手続き等も多額のお金がかかるのではと不安に感じます。
でも私自身も祖母の家には思い入れもありますし、祖母の代でここを建て壊す、あるいは二束三文で売るというのも悲しいですし、祖母がかわいそうな気もします。
でも母がいうように、一人でもらい受けて、負担になってしまったらという不安もありますし、築40年という古い家なのでリフォームもしなくてはなりません。
生前贈与をしても良いのでしょうか。しないほうが良いのでしょうか。
sssさん、こんにちは。 ファイナンシャルプランナーの中村芳子です。
お祖母の一戸建ての家を、譲り受けた方がいいかどうか、というご相談ですね。贈与してもらうほかに、相続の際にもらう(遺言で指定してもらうといい)方法もあります。お祖母さんとしては、自分が元気なうちにはっきりさせたいので、贈与という形を考えておられるんでしょうね。
いずれの形であっても、不動産がsssさんのものになれば、その後、これをどうするかは、すべてsssさんが判断して、自分でやっていかなくてはいけません。自分の責任で。その覚悟がありますか?
不動産を持つと、固定資産税を払う。光熱費や通信費を払う、手続きをする。建物のメンテナンス、リフォームをする。隣家や町内会などのお付き合いをする。売ることになったり隣地を買うことにした場合の、手続きもすべてsssさんがすることになります。
その覚悟がきちんとあって「ここに住みたい」というなら、先のいずれかの形で、譲り受けられたらいいと思います。
公道に面していないということで、売りにくい、売れても価値がない、このままだと(隣地を買わないと)建て替えもでき...
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