9月に値上げラッシュが一段と加速!インフレに備える家計術・資産防衛術
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している
(株)Money&Youの高山一恵です。
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あっという間に9月になりましたね。
夏休みやお盆休みに
お金を使い過ぎてしまったという方も
少なくないと思いますが
今月から値上げラッシュが
一段と加速するようです。
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帝国データバンク
「食品主要105社価格改定動向調査」(9月)によると
上場している食品メーカー105社が扱う食品のうち
2022年9月の食品の値上げ品目は2,424品目とのこと
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調査によると
2022年1月から2022年9月までの値上げ品目
(値上げ実施済み・値上げ予定を含む)は
累計で20,056品目と、2万品目を突破。
平均の値上げ率は14%です
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単純計算ですが
もしも1ヶ月の食費が14%値上がりしたら
月6万円の世帯の食費が月6万8,400円になるということ。
年に10万円以上も増えてしまいます。
さらに、2022年10月には
6,532品目の値上げが予定されています。
中には、再度値上げになる品目もあるそうです。
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値上げラッシュの中、家計はますます厳しくなりそうですが
値上げラッシュが進むなかでも家計を守り
生活していくためには
「支出の見直し」と「資産運用」を検討しましょう。
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●支出の見直し
まず取り組みたいのが支出の見直しです。
支出の見直しはすぐに取り組めますし
支出を減らした分だけ
手元のお金が増えることにつながります。
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支出はまず「固定費」から見直しましょう。
固定費とは、毎月・毎年のタイミングで
一定額かかる費用です。
家賃や住宅ローン、スマホ代、生命保険料、
自動車の費用などが当てはまります。
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固定費は、1度見直すだけで
その後も節約の効果がありますし
削減効果も大きいので、優先して見直すのがよいでしょう。
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固定費が削減できたら、
無駄遣い→変動費(食料品・交際費・日用品費・医療費など)
の順に見直していきます。
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意外と盲点なのが「お得の罠」。
洋服やバッグなどをバーゲンのときに買い込んでいませんか?
「期間限定」だからと飛びついていませんか?
買ったものをちゃんと使っていればまだよいのですが
中には「やっぱり気に入らないから」などと
そのまま使わずにいるというケースも…。
これでは、お得なものを買ったつもりでも損ですね。
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また食料品などでも「大容量がお得!」
「3個セットで1,000円」のように、まとめ買いしていませんか?
たくさんあるからお得だと感じても
使いきれずにダメにして捨てるようでは、お金は貯まっていきません。
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むしろ、本当に気に入った洋服やバッグを買ったり
食べ切れる量に抑えたりしたほうが
結果として満足できますし、お金の節約につながるでしょう。
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「毎月の支出がいくらかわからない」という方は要注意!
まずは家計簿アプリなどを利用して大まかでよいので
何にいくらお金を使っているのか、チェックしてみましょう。
チェックしたら、支出を振り返ってみて
不要な支出を次からしないようにするだけでも
支出は減らせるはずです。
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●資産運用
預貯金ではお金はほとんど増えないため
インフレが起きると資産が目減りしてしまいます
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そこで取り組みたいのが資産運用です。
もちろん、投資には元本保証がありませんので
減ってしまう(元本割れする)可能性もあります。
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しかし、金融庁によると、
資産や地域を分散して積立投資を20年間続けたときの実績が
年2%〜8%に収まり、元本割れする可能性が低くなるとのこと。
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「今後も絶対に元本割れしない」とは言い切れませんが
長期・積立・分散投資は「投資の王道」と呼ばれる手法。
つまり、つみたてNISAやiDeCoを利用すれば
堅実にお金を増やすことが期待ができます。
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インフレが進むと、
生活費が多くかかるようになってしまいます。
支出を減らすとともにお金を増やすことで、
インフレに備えていきましょう。
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