年に1度の総決算! お金が貯まる人は年末に家計の棚卸をしている
|
みなさん、こんにちは!
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
|
2019年も残りわずかとなりましたね。
年末は今年を振り返るには絶好の
機会だと思いますが、
ぜひ、やってみてほしいのが
「今年1年の家計の棚卸」。
|
毎月の収支に加えて、
「資産」と「負債」という観点からも
チェック!
|
そのためには、
企業でいうところの
B/S(貸借対照表)を
作成してみましょう。
|
貸借対照表とは、
「資産」と「負債」、
そして「資産」から「負債」を引いた
「純資産」の額など、
財産の状況を
全て明らかにする表のことをいいます。
|
まず、家計における「資産」ですが、
現金をはじめ、
売却すれば現金になるものです。
例えば、現金、預貯金、株、投資信託、
債券、保険の解約返戻金、マイホーム、
車、高価なジュエリーなど。
|
資産の金額を記入するときには、
株やマイホーム、車などは、
購入時の価格を記入するのではなく、
現在、売却したら
いくらで売れるかという
価格(時価)を記入します。
|
次に「負債」ですが、
住宅ローン、自動車ローン、
クレジットカードで支払った金額など、
返さなくてはいけない借金のことをさします。
|
「資産」から「負債」を引いた金額、
それが「純資産」になります。
|
もし、純資産が
マイナスになっている場合、
会計上は「債務超過」といって、
財務状況が悪い状況です。
|
早急に家計の立て直しが必要になります。
|
毎月しっかりと
貯蓄できていても、
B/Sを作成してみると、
純資産がマイナスだったという
ケースは少なくありません。
|
真の貯金とは
実は「純資産」を積み上げることなのです。
|
純資産がマイナスになっている場合、
改善する方法は「資産を増やすか」
「借金を減らすか」の2つになります。
|
ただし、借金を減らす場合、
現預金を使って返済することが多いので、
現金資産も減ってしまい、
実際にはあまり改善されないことも多いもの。
できるだけ貯蓄や資産運用で
資産を増やす努力をしましょう。
|
家計簿と貸借対照表の
2つをつけることにより、
自分の家計の改善点が明らかになります。
|
例えば、貯金はできているけれど、
借金が多いので純資産は少ない、
親から不動産を相続したので
純資産は多いけど、
毎月の貯金は減っているといった具合です。
|
日々の節約をして、
目の前のお金を把握することも大切ですが、
もっと長期的に立体的に
家計を把握するためには
B/Sを作成することが有効です。
|
年末にぜひ、
みなさんの家計の棚卸をしてみましょう。
|
|