投資上手になるためには、 「経済」は勉強すべし |
みなさん、こんにちは!
FP Cafeを運営している、 (株)Money&Youの高山一恵です。 |
だんだん春めいてきましたね〜。
暖かくなるのは嬉しいですが、
花粉症に悩まされる今日この頃です…。 |
さて、最近は、ご相談でも
講演でも「資産運用」をテーマにした
ものが多くなってきました。 |
とはいえ、資産運用や投資というと、
この言葉を聞いただけで
拒絶反応を起こす人も
まだまだ少なくないようです。 |
それに、資産運用や
投資をやってみようと思っても、
最初は全くわからないという人も
少なくないはず。 |
実際、どんな投資信託があるのか、
株といってもどんな銘柄を選べばよいのかなど、
何から学んだらよいかわからないですよね。 |
でも、経済を学び、
どのような投資の方法があるのかを学び、
お金の流れを理解することで
だんだんと理解できるようになるんです。 |
ですから、なかなか投資のハードルが
越えられないという人は、
経済について学びましょう。 |
経済を学ぶというと、
これまた難しいイメージを
持つ人が多いと思いますが、
経済を学ぶ上で最も大切なのは |
「ひとつの経済の出来事が、
他の経済の出来事にどのように影響し、
それが私たちの生活に
どのような影響を及ぼしているのかを知ること」です。 |
経済に対する
知識が身についてくると、
「円高が進んでいる」という
ニュースを聞いたとき、
それがどこにどのような影響を及ぼし、
自分の生活がどう変化するのかまで
考えが及ぶようになります。 |
例えば、1ドル100円が
1ドル80円の円高になった場合、
海外旅行が好きな人にとっては、
ルイ・ヴィトンのバッグが
10万円出さなければ買えなかったのが、
8万円だせば買えるようになるのですから、
円高はうれしいニュースですよね。 |
円高でうれしいのは
個人に限ったことではありません。
企業でも同じことがいえます。 |
日本は石油等のエネルギー資源、
食料品、繊維製品など、
海外からたくさんのものを輸入しています。 |
こうした輸入をメインにしている企業では、
円安よりも円高の方が
仕入れが安くすむことになります。 |
円高が長く続けば、
これらの企業の業績がよくなるだけでなく、
国内でも輸入品の価格が下がったり、
レストランのメニューが安くなったりと
いった恩恵が受けられるかもしれませんね。 |
一方、日本を代表するトヨタ自動車や
日産自動車、キャノンなど
そのほとんどは工業製品を製造して
海外へ輸出する業務をメインとする
輸出産業です。こうした輸出は通常、
ドルベースで決済が行われています。 |
例えば、自動車を輸出する場合、
1台5万ドルで販売していたとすると、
1ドル100円のときは、
1台販売するごとに500万円の収入になります。 |
でも、1ドル80円の円高になってしまったら
1台につき400万円しか収入が得られません。
収入が減れば利益も少なくなるので、
これらの企業の業績は悪化します。
輸出産業の税収に頼っている日本にとっては
大きなダメージになります。 |
このように、経済の状況が
自分たちの生活にどう影響を
及ぼすかのイメージができるようになると、
経済を身近に感じることができますね。 |
経済を知ることで、
世の中のお金の流れも
つかむことができるので、
投資へのハードルもぐっと低くなるでしょう。 |