9割の人が収入ダウン! 50代半ばに訪れる「役職定年」の衝撃
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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東京は梅雨入りしましたね。
最近は、おしゃれなレイングッズや
雨の日に来店するとお得になるサービスを
実施する店舗も増えている様子。
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こういったサービスを利用して、
雨の日の憂鬱な気持ちを吹き飛ばしたいですね。
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さて、話は変わりますが、
最近、50代の方たちからの
マネー相談が増加しています。
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老後を意識する年代ではあるけれど、
人生100年時代となった今、
人生の折り返し地点ともいえる50代。
定年後の生活を考えるにあたり、
色々と悩む世代ともいえます。
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多くの方の定年後の収入の柱は、
公的年金ですが、
実は、将来受け取る公的年金の金額に
影響を及ぼすのが50代半ばに訪れる「役職定年」です。
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役職定年とは、一定の年齢に達した社員が
課長や部長といった管理職から外れる制度のこと。
会社によって制度はさまざまですが、
55歳、あるいは57歳といった年齢に達すると、
管理職ではなくなり、非管理職社員に戻ります。
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会社としては、人件費の削減や組織の新陳代謝、
活性化につながるメリットがあるので、
大企業を中心に導入が進んでいるようです。
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ただし、会社側には多くのメリットがあるのかもしれませんが、
役職定年になった社員の方は、
努力して築いた地位がなくなるだけでなく、年収も大幅に下がります。
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ダイヤ高齢社会研究財団の
「50代、60代の働き方調査」によると、
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実際に役職定年を経験した方のうち、
役職定年後の年収が減った割合は
実に9割以上。年収が半分未満になった人も
約4割いるのです。
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役職定年で年収が少なくなると、
将来受け取れる厚生年金の金額も
少なくなってしまいます。
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例えば、20歳から60歳まで40年間
ずっと年収500万円だった人と、
同じく55歳まで年収500万円だったものの
55歳から60歳までの5年間は年収が350万円
になった人では、厚生年金の年額に4.1万円もの
差が生まれます。
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これが仮に30年も続いたら受け取れる金額は
123万円も少なくなってしまうことに。
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ですから、定年後の生活を設計するにあたっては、
50代からの役職定年による収入減少や
年金の受け取り金額が少なくなる可能性なども
考えて行うことが大切なのです。
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他にも、お得な退職金の受け取り方や
利用できる給付金など、
知らないと大きく損することがたくさんあります。
金額にすると1000万円以上差がついてしまうケースも
少なくありません。
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そこで、今からしっかり定年後のお金について
学びたい、準備したいという方にオススメの書籍が
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弊社代表 頼藤太希の新刊
「会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話」(大和書房)
です。
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今回お話した役職定年はもちろん、
退職金の受け取り方、再雇用制度の賢い選択、
年金のもらい方、NISA、iDeCoの出口戦略まで
幅広く解説しています。
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ぜひ、定年後の生活を考えるにあたり、
お手にとっていただきたい1冊です。
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定年後もずっとお金に困らないために、
今からしっかり準備していきましょう。
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