株式市場が下落相場でも焦りは禁物!下落相場をチャンスに変える3つのポイント
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みなさん、こんにちは。
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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オミクロンの感染が拡大していますが、
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?
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さて、ここ最近、
国内外の株式市場は
大幅な下落相場になっていますね。
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アメリカが金融政策の
早期正常化へ向けて
利上げの開始を示唆していることや
ロシアによるウクライナ侵攻懸念により
天然ガスや原油の価格上昇リスクが
高まっていることなどの要因が
複雑に絡まって下落しているようです。
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最近は、つみたてNISAやiDeCoなどで
投資デビューした方も多いと思いますが、
大幅な下落局面に出くわして、
一気にテンションダウン・・・
という方も少なくないのではないでしょうか。
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基本的につみたてNISAなどの積立投資は、
中長期スタンスで行う投資です。
長く投資をしている間には、今回のように市場が
大きく荒れるという場面に出くわすこともあるでしょう。
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そこで、大幅下落がきた時でもチャンスに変える、
3つのポイントについてお話します。
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①値が下がった時に売らない、やめないこと
投資初心者の場合、株価が暴落し、
急激な値下がりを経験すると、
パニックに陥ってしまう可能性大!
どんどん値が下がっていくのを見て、
「売りたい!」という衝動に駆られてしまうかもしれませんが、
慌てて売ったり、積み立てをストップしたりしてしまうのはNGです。
というのも、つみたてNISAのように、
投資信託の積み立ては、
下がったときこそチャンスだからです。
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投資信託積立では、毎月決められた日に
一定の金額を買い付けていきますが、
購入時の基準価額(投資信託の価格)が安ければ口数を多く、
高ければ口数を少なく買い付けることになり、
結果的に平均購入単価を下げることができます。
平均購入単価を下げることで、
値上がりに転じた際に利益を得られやすくなります。
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②国際分散投資をすること
一気にお金を増やしたいという場合、
値上がりしそうな資産に集中投資をする方が効率は良いのですが、
今回のような事態が起こると、
ダメージも大きいため、
複数の資産に分散して投資しておくことが大切です。
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例えば、
国内外の株や債券に投資している投資信託であれば、
株の値下がりリスクを債券の上昇でカバーできる可能性があります。
また、円相場が下落した場合にも
外貨の上昇でカバーできる可能性があります。
国も地域も資産も分散投資をすることにより、
全体的なリスクを減らすことができます。
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③運用成績に影響する「信託報酬」を確認すること
投資信託は、購入時、保有時、売却時にコストがかかりますが、
中でも投資信託を保有している間、
継続的にかかる「信託報酬」は要チェックです。
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コストは運用結果に大きな影響を及ぼします。
例えば、運用利回り3%のファンドに
毎月3万円を積み立てた場合、
ファンドAの信託報酬は0.8%、
ファンドBの信託報酬は1.5%だとすると、
ファンドAとファンドBの30年後の差額は
166万円にもなっています。
長期で見ると大きな差になりますね。
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将来の相場を予測するのは難しいですが、
コストが低い商品を選ぶことによって、
その分だけ将来のリターンを押し上げることができます。
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相場が大幅に下落した時でも、
上記の3つのポイントを思い出して、
淡々と継続することが大切です。
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