2022年4月に「年金手帳」が廃止に!今後どうなるのか
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みなさん、こんにちは!
FP Cafe / Mochaを運営している、
(株)Money&Youの高山一恵です。
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さて、先日、パラリンピックが
幕を閉じましたね。
固定観念を覆すような
素晴らしいパフォーマンスの数々に
とても感動しました!
選手の皆様、感動をありがとうございました!
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さて、コロナ禍で先行き不安な中、
老後のお金を心配している方が
増えているようです。
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老後の収入の柱となる
公的年金の情報は、
「年金手帳」に書かれていますが、
この年金手帳、2022年4月に廃止になることが
決定しました。
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なぜ、年金手帳は
廃止になるのでしょうか?
その背景から見ていきましょう。
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そもそも年金手帳は、
国民年金や厚生年金の加入者(被保険者)で
あることを示すために交付される書類。
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20歳の誕生日を迎えるころになると、
日本年金機構から
「国民年金被保険者資格取得届」が届きます。
これに必要事項を記入して提出すると、
後日年金手帳が送られてきます。
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年金手帳に書いてある内容で大切なのは
「基礎年金番号」です。
基礎年金番号は、
国民年金や厚生年金といった
公的年金制度で共通して使用する1人1つの番号。
10桁の数字になっています。
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他にも国民年金の種別や、
厚生年金の加入記録・
脱退記録などが記載されています。
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これまで、
年金に関するさまざまな手続きをするには、
基礎年金番号が必要でした。
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しかし、日本年金機構では、
2017年1月からマイナンバーによる
年金相談や照会の受付をスタート。
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さらに2018年3月5日からは、
基礎年金番号で行っていた届出・
申請もマイナンバーでできるようになったのです。
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そのうえ、マイナンバーと紐づいた
「マイナポータル」からは
年金加入記録の照会なども
できるようになっています。
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年金に関する情報は、
すでにマイナンバーで管理されているのです。
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また、基礎年金番号が必要だという場合も、
行政手続を簡単・便利にするために、
年金手帳の提出が求められない場面が増えています。
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つまり、年金手帳そのものの必要性が
薄れてきてしまったのです。
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年金手帳が廃止された後は、
年金手帳の代わりに
「基礎年金番号通知書」という書類が送られる予定です。
この書類に、基礎年金番号が記載されます。
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おそらく多くの方が
「そもそもマイナンバーで
年金の手続きができるのであれば、
基礎年金番号は不要では?」と
思ったことでしょう。
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今のところ、
基礎年金番号が必要になる手続きや
マイナンバーがあれば、
基礎年金番号が必要ない手続きなどの
詳細は明らかにされていません。
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詳細については、
今後の動向に注目していきたいところです。
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時代とともに、さまざまな手続きも
変化していきますね。
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常日頃から
情報の感度を高めておきましょう。
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