どんな人が相談に来るの？

高山お二人のもとに相談に訪れるお客様は、どのようなことがきっかけでいらっしゃるのでしょうか？

小野私は同世代の中高年女性からの相談が多いのですが、その相談内容は「相続」「介護」「空き家の状況になっている不動産」「年金」など幅広いものです。同世代の女性からの相談が多いのは、中高年は勉強することが大変だと思っているからです。私はそんな同世代の女性の力になりたいと思っています。
また、知り合いの高齢の女性で、お金をたくさん残して亡くなった方があるのですが、資産を形成するだけじゃなくて、人生を楽しむためのお金の使い方についても一緒に考えていきたいと思っています。

杼木私も同世代の子育て世代の方からのご相談が多いですね。私自身も小学生の子どもがいるので子育て世代を応援していきたいです。
相談内容は子育て世代が気になる「保険の見直し」「住宅ローン」が多いです。保険や住宅にかかるお金って大きな金額がかかりますよね。知識がない人とある人では、将来の家計の状況が全く違ってくるんです。子どもが小さいときこそ一番勉強できる時間がありますし、子育て世代こそお金の知識を身につけてほしいと思います。

ＦＰの仕事をしていて良かったこと

高山FPの仕事をしていてよかったなと思うことを教えてください。

小野会社に属している時には「◯◯会社の小野さん」という感じで組織の一部として見られていたのですが、今は“小野みゆき”という個人にお客様が頼ってくれているというのがとてもうれしいですね。もちろん、それだけプレッシャーもありますが、とてもやりがいがあります。お客様が「小野さんに相談してよかった」といってくださった時には本当にこの仕事をしていてよかったと思いますね。

杼木私は相談業務というより、起業していてよかったと思いますね。というのも、起業したことでいろんな人に出会えたことです。私は行政書士も兼務しているので、業務の内容が幅広いんですよね。普通の主婦をしていたら会社の経営者の方に出会えることなんてないじゃないですか。とても視野が広がりますね。そして出会った全ての方を幸せにしたい、今はそんな思いで日々活動しています。

高山確かに起業することで会社の看板ではなく「個人」で勝負しなければならないですよね。杼木さんがおっしゃっているいろんな人に会えるというのは私も本当に実感しているところです。