LINE証券のつみたてNISAは信託報酬ゼロ投信を購入できるのが魅力！その他メリット、特徴、商品、おすすめな人を一挙紹介

LINE証券はLINEのアプリから手軽に投資ができるスマホ証券。2021年10月には、サービス開始から2年2か月で100万口座を突破するなど、今人気の証券会社です。このLINE証券が2022年2月、つみたてNISAのサービス開始を発表しました。今回は、LINE証券のつみたてNISAの特徴や購入できる商品、LINE証券のメリットを解説します。

※編注：LINE証券は2024年中に撤退を発表しました。新規口座開設の受付を終了しています。

LINE証券のつみたてNISAの特徴

つみたてNISAは、投資の利益に税金がかからない非課税制度のひとつ。年間40万円までの投資の利益が最長20年非課税にできるお得な制度です。これまで投資をしたことがない方でも、気軽に始めやすいのが特徴です。

LINE証券のつみたてNISAでは、毎月1000円から1円単位で積立投資ができます。商品の購入代金は、LINE Pay残高から引き落としするか、LINE Payに登録している銀行口座から引き落とし（デビット支払い）するかを選べます。引き落としの予定もLINEで通知が来るので、「入金を忘れた」といったことも防げます。

また、購入代金の一部または全部を持っているLINEポイントを利用して支払うことも可能です。LINEポイントは1ポイント＝1円。引き落とし時に持っているLINEポイントが優先的に利用されます。

LINE証券でつみたてNISAを利用するには、LINE証券の口座とつみたてNISA口座の2つが必要です。まだLINE証券の口座を持っていない場合は、先にLINE証券の口座を開設しましょう。つみたてNISA口座は、LINE証券の口座が開設できてから申し込みます。
つみたてNISA口座も開設できたら、あとはつみたてNISA口座で取引するだけ。LINE証券は、口座開設はもちろん、取引まですべてLINEのアプリからできるので、とっても手軽です。

LINE証券のつみたてNISAで購入できる商品は？

つみたてNISAで投資できる商品は、金融庁の定める基準を満たしたおよそ200本の投資信託・ETF（上場投資信託）です。いずれも手数料が安く、長期間投資するとお金が堅実に増えると見込まれる商品に限られています。投資信託は、投資家から集めたお金をプロが私たちの代わりに運用してくれる商品です。

LINE証券のつみたてNISAでは、それらの投資信託のなかからさらに購入できる商品を9本に厳選しています。具体的には、次の9本です。

●LINE証券のつみたてNISAで購入できる商品 ※信託報酬は税込・年率

1.eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）　信託報酬 0.154％
2.eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）　信託報酬 0.154％
3.eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）　信託報酬 0.0968％
4.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス　信託報酬 0.1023％
5.eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）　信託報酬 0.05775％
6.eMAXIS Slim 新興国株式インデックス　信託報酬 0.187％
7.ひふみプラス　信託報酬 1.078％
8.コモンズ30ファンド　信託報酬 1.078％
9.野村スリーゼロ先進国株式投信　信託報酬 0％※
※2030年12月31日まで0%。2031年1月1日以降は0.11％以内で、同種の商品内の業界最低水準を目指して決定

この中で注目なのは「野村スリーゼロ先進国株式投信」。日本を除く先進国の株式に幅広く投資できる投資信託です。
野村スリーゼロ先進国株式投信は、2030年末まで、投資信託の保有中にかかる手数料（信託報酬）が0％、無料なのです。これまでは、店舗証券最大手の野村證券でしか購入できませんでしたが、ネット証券で唯一、LINE証券でも購入できるようになりました。

つみたてNISAでは、どの商品も買うときの手数料（購入時手数料）はゼロです。また、売るときの手数料（信託財産留保額）もゼロのものが多くなっています。しかし、信託報酬までゼロなのは野村スリーゼロ先進国株式投信だけ。ですから、よりコストを抑えた投資ができる、というわけです。

ほかにも、全部で6本ある「eMAXIS Slim…」は、「投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year」で上位に選ばれる商品も多い人気シリーズ。特に「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」は同イベントで3連覇を達成した人気商品です。
また「ひふみプラス」「コモンズ30」は機動的な売買を行う「アクティブ型」と呼ばれる投資信託ですが、いずれもアクティブ型の中では信託報酬が控えめで、長期で利益をあげています。LINE証券のつみたてNISAを利用すれば、これらの投資信託に非課税で投資ができる、というわけです。

LINE証券では株式投資やiDeCoもできる

LINE証券では、つみたてNISAだけでなく、株（日本株）・投資信託・ETF・FX（外国為替証拠金取引）などもできます。このなかで、少額からできてユニークなサービスも行っているのが株式投資です。

通常、株は100株単位で売買するため、最低投資金額が数万円〜数十万円と高額になってしまいます。しかし、LINE証券では「いちかぶ」というサービスで、1500銘柄以上の株を1株単位で売買できるようになっています。1株であれば、投資金額も通常の100分の1ですから、数百円〜数千円で投資できるというわけです。

また、LINE証券独自のユニークなサービスに「株のタイムセール」があります。

LINE証券ではiDeCo（イデコ・個人型確定拠出年金）も扱っています。iDeCoは自分で出した掛金を運用して増やし、その成果を老後に受け取る制度です。iDeCoを利用すると、出した掛金がすべて「所得控除」の対象になるので、毎年の所得税や住民税が安くできます。また、運用で得られた利益はつみたてNISAと同じく非課税ですし、老後に資産を受け取るときにも税金の負担を減らすことができます。

つみたてNISAで投資に慣れて「もっと投資したい」と思ったら、LINE証券で株やiDeCoなどを利用するのもいいですね。

LINE証券はこれから投資をする人におすすめ！

LINE証券のつみたてNISAでは、手数料の安い9本の投資信託に1000円以上1円単位で積立投資ができます。また、LINE証券ではつみたてNISAだけでなく、株式投資やiDeCoなどのサービスも充実しています。スマホひとつで簡単に投資をスタートできるLINE証券は、これから投資をする人におすすめの証券会社です。ぜひ口座を開設して、お金を増やしていきましょう。

なお、LINE証券では「LINE証券デビュー特典」として、最大4000円がもらえるキャンペーンが行われています。
LINE証券に口座開設後、口座開設の翌月末までに証券口座に10万円以上の入金を1回行うと現金1000円がもらえます（※FX・CFDからの振替入金は対象外）。さらに、いちかぶまたは現物取引を5万円以上行うと、現金3000円がもらえます。2つの条件を達成することで、合計4000円がもらえる、というわけです。早めに口座開設をして、お得をゲットしてくださいね。

※編注：LINE証券は2024年中に撤退を発表しました。新規口座開設の受付を終了しています。

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畠山憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。