資産運用に一歩踏み出せない人がやるべき3つのステップ

銀行の預金金利が低い中、投資信託をはじめとする資産運用に注目が集まっています。
これまで全く資産運用に興味がなかったけれど、「老後不安」や「投資女子」などの特集記事を見て「私も始めたほうが良いのかな…？」と思い始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「でも、一歩踏み出そうという気持ちになれない…」というあなたに、一歩踏み出すコツをお教えしましょう。

ステップ1： 100円だけ投資信託を購入しよう

投資初心者が選ぶべき「王道」といえば「投資信託」です。
投資信託は、投資のプロであるファンドマネージャーという人がみんなのお金を集めて運用してくれるので、難しい知識は必要ありませんし、株式や債券などのさまざまな投資対象を組み合わせて運用されるので、「投資した資産が一瞬で紙くずになった…」というようなことはまずありません。

とはいえ、「損したらどうしよう…」という気持ちはどうしてもぬぐい切れないもの。そんなあなたは、お試しで最低金額の100円分だけ買ってみましょう。
100円から投資信託が買えるのは「SBI証券」「楽天証券」などの大手ネット証券です。どこか1社選んで口座を開設し、投資信託の人気ランキングを参考に気に入った商品を１つだけ選んで、100円だけ購入します。これであなたも、投資デビュー完了です！

ステップ2：毎月100円ずつ投資信託の自動積立をしよう

最初の100円分が購入できたら、「でも100円分持っていても増えないのはちょっと寂しいな…」という気持ちになるのではないでしょうか。そうなったら次のステップ開始です。今度は投資信託の「自動積立」にチャレンジしてみましょう。

といっても、損するのが怖いという方は月々100円ずつでもOKです。
自動積立は、一度設定をすれば毎月自動的に購入してくれるので手間がかからない上、投資の王道である「分散投資」（タイミングを分けて少しずつ買う）を実践することにもなります。ここまでできたら立派な「投資女子」の仲間入りです。

慣れてきたり、資金に余裕が出てきたりしたら、積立金額を500円、1000円と増やせばよいのです。

ステップ3：「つみたてNISA（積立NISA）」の口座を開設しよう

さて、投資女子の仲間入りをしたところで、もっと他のファンドも買ってみようとか、儲かったら税金がかかるのかな…といった気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。そんな方にお勧めしたいのが「つみたてNISA（積立NISA）」です。

「つみたてNISA（積立NISA）」は今年から始まった制度で、金融庁の厳しい基準を満たした、いわば“お墨付き”の投資信託の中から積立購入を行うものです。また、通常は利益の20.315%が税金として差し引かれるところ、つみたてNISA（積立NISA）の場合は最長20年間にわたって税金がかかりません。
そのため、ステップ2からもう一歩踏み出したい方にピッタリの親切でお得な仕組み、というわけです。

なお、つみたてNISA（積立NISA）は投資額が年間40万円まで、という上限があるため、もっと多く投資できる場合は通常のNISAを選ぶほうがよいかもしれません。
ただ、つみたてNISA（積立NISA）は税金がかからない期間が20年と長期間なので、、積み立てでコツコツ増やしたい人は、つみたてNISA（積立NISA）の方がよいでしょう。

まとめ

資産運用に一歩踏み出せずにいる方はまず、お試しで投資信託を最低金額から始めてみるのがお勧めです。リスクを最低限に抑えていれば、万が一失敗したとしても損失は数十円～数百円程度で済みます。とはいえ、投資信託を積立購入する方法であれば初心者でも失敗することは少ないでしょう。加えて税金の優遇制度を活用すれば「鬼に金棒」というわけです。ぜひ皆さん試してみてくださいね。

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